特集投稿募集のお知らせ:次世代を担う若手研究者の科学教育研究

若手会員を対象とした特集のお知らせ

 
 編集委員会では,若手活性化委員会と連携し,下記の主旨で「科学教育研究」第45巻第4号での特集を企画します.研究論文,総説・展望,資料,プラザ,全ての種別の原稿を募集いたします.ふるってご投稿のほどお願い申し上げます.
 なお,投稿規定により,「科学教育研究」への投稿論文は,筆頭著者が日本科学教育学会の会員である必要があります.また,この特集には投稿条件が設定されています.その点ご注意ください.

編集委員長 山口悦司
特集編集部会長 大谷洋貴

特集名:次世代を担う若手研究者の科学教育研究

 2017年に初めて企画された若手会員を対象とした特集(以下,若手特集と称する)は,その後も毎年企画されてきており,今回の2020年で4回目となる.若手特集は,回を重ねるごとに,投稿数ならびに掲載数が年々増加している傾向にある.これは,本学会が若手研究者の研究活動の支援,その中でも大きなウェイトを占める学術論文の公表の支援をより積極的に行い,その支援の成果が出始めていることのエビデンスであろう.新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大に伴い,本学会の活動は大きな影響を受けているが,そのような状況下においても学会としての意義のある取り組みを継続し,さらに発展させていくために,本学会の若手会員を幅広く対象とした特集を2020年も企画する.
 今回の特集も,従来の若手特集と同様に,本学会の若手研究者支援活動の一環として,若手活性化委員会が担当する研究会と連携した企画である.今回の特集企画における支援の具体的な方策は,次の3点である.
(1)特集編集部会の構成メンバーが若手活性化委員会担当の研究会における若手会員の研究発表に対して建設的なコメントを行う,(2)学会誌投稿に向けた若手会員からの相談を受ける,(3)本特集への論文投稿を積極的に促進する.これらの方策による支援を実施するために,若手活性化委員会が担当する研究会(開催日:2020年12月13日(日),オンライン開催(試行))での研究発表を投稿条件に加えている.
 以上の企画による特集を通して,「科学教育研究」の機関誌編集・刊行の立場から,将来の科学教育という学術領域の維持と発展を牽引する多様な人材を本学会から輩出することに貢献することを目指す.

特集編集部会の構成メンバー
部会長:大谷洋貴(日本女子大学)
副部会長:高橋聡(関東学院大学),鈴木宏昭(山形大学),北澤武(東京学芸大学),雲財寛(日本体育大学)
特集編集部会委員:山本輝太郎(明治大学),下村岳人(島根大学),大浦弘樹(東京工業大学),大野美喜子(産業技術総合研究所),木村優里(東京学芸大こども未来研究所),山田真子(長崎大学),荒谷航平(静岡大学),山崎美穂(帝京大学),古賀竣也(筑波大学),標葉靖子(実践女子大学),中原久志(大分大学)など

投稿条件
以下の3点の条件すべてを満たした論文投稿を受け付けます.これらの条件を満たしていないと判断された論文につきましては,一般論文としての査読対象とさせていただきます.あらかじめご承知おきください.
(1)以下の(a),(b),(c)のいずれかを満たす学会員が,投稿論文の筆頭著者となっていること.
 (a)投稿締切日時点で,39歳以下である.
 (b)投稿締切日時点で,修士課程,博士課程,専門職学位課程のいずれかに在学している.
 (c)投稿締切日時点で,博士の学位取得後8年未満(※)である.
 (※)投稿締切日までに博士の学位を取得見込みの者及び博士の学位を取得後に取得した産前・産後の休暇,育児休業の期間を除くと博士の学位取得後8年未満となることを含む.
(2)若手活性化委員会が担当する研究会(開催日:2020年12月13日(日),オンライン開催(試行))で,筆頭著者として研究発表を行っていること.
(3)上記(2)の研究発表内容に基づいた論文であること.

事前申込締切:2021年2月末日

限られたスケジュールの範囲で査読プロセスを円滑かつ確実に進めるため,事前申込を必須とします.投稿を予定している方は大変お手数ですが,メールタイトル「特集:次世代を担う若手研究者の科学教育研究の事前申込」とし,著者名・所属,仮タイトル,論文種別,E-mail アドレス,電話番号,連絡先住所をjsse-hen [atmark] nacos.comまでお送りください.


投稿受付開始:2021年1月1日
投稿締切: 2021年3月31日

*特集に投稿する場合は,投稿システムの「手順5:設問」画面の「掲載号」で「特集号」を選択してください.
*なお,本特集に投稿された論文の査読は,投稿締切以降に開始されます.

投稿論文の取り扱い
本特集の刊行までに採択されない投稿論文については,一般論文としての査読を継続いたします.

発刊予定:2021年12月