特集のお知らせ(事前申込締切と投稿締切を1ヶ月延長し、それぞれ9月30日、10月31日としました)
編集委員会では,下記の主旨で,「科学教育研究」第47巻第2号での特集を企画します.研究論文,総説,展望,資料,プラザ,全ての種別の原稿を募集いたします.ふるってご投稿のほどお願い申し上げます.
なお,投稿規定により,「科学教育研究」への投稿論文は,筆頭著者が日本科学教育学会の会員である必要がありますので,その点ご注意ください.
編集委員長 山口悦司
特集編集部会長 御園真史
記
特集名:「科学教育における評価」
初等・中等教育においては,資質・能力を基盤とした新学習指導要領に基づく学習指導がスタートした.この新学習指導要領では,資質・能力が「知識及び技能」,「思考力,判断力,表現力等」,「学びに向かう力,人間性等」の3つの柱に整理され,それに基づく評価の観点も「知識・技能」,「思考・判断・表現」,「主体的に学習に取り組む態度」の3観点に改訂された.また,「主体的に学習に取り組む態度」においては,「粘り強い取組を行おうとする側面」だけではなく,「自らの学習を調整しようとする側面」の評価が盛り込まれるなど学校現場での評価のあり方についても変わりつつある.さらに,GIGAスクール構想により,ICT機器が普及し,ラーニングアナリティクスにより学習の分析が容易になったり,全国学力・学習状況調査もCBT(コンピュータによる解答)が検討されたりするなど,学習環境の変化により,科学教育においても,これまでとは異なる評価方法を実現することも可能となるものと考えられる.なお,本特集は,初等・中等教育に限定することなく,高等教育や海外において先駆的に進んでいる実践や研究についても広く採り上げることを考えている.
このような背景を踏まえ,本特集では,特集テーマを「科学教育における評価」とし,以下の研究領域の論文を募集する.
・評価にかかわる総説
・科学教育に関連した評価に関する理論的研究
・科学教育に関連した評価に関する実践的研究
・新学習指導要領を踏まえて科学教育にかかわる教科等の評価方法を再考
・科学教育に関連したパフォーマンス評価・ルーブリック等の真正な評価方法の研究
・科学教育に関する自己調整学習に関わる研究
・科学教育におけるCBT等のテスト方法に関する研究
・SSH等の科学教育プログラムの評価や高大接続
特集編集部会の構成メンバー
部会長:御園真史(島根大学)
副部会長:出口 明子(宇都宮大学)
特集編集部会委員:稲田 結美(日本体育大学),江草 遼平(千葉商科大学),大貫 麻美(白百合女子大学),加藤 久恵(兵庫教育大学),神山 真一(大阪体育大学),川上 貴(宇都宮大学),川崎 弘作(岡山大学),瀬戸崎 典夫(長崎大学),辻 宏子(明治学院大学),辻山 洋介(千葉大学),久坂 哲也(岩手大学),渡辺 雄貴(東京理科大学)など
事前申込締切:2022年8月31日 2022年9月30日(締切を1ヶ月延長しました)
* 査読プロセスを円滑に進めるため,特集はオンラインでの投稿前に「事前申込」を設けております.投稿を予定している方にはたいへんお手数ですが,著者名・所属,タイトル,論文種別,E-mail アドレス,電話番号,連絡先住所を jsse-hen [atmark] nacos.com までお送りください.事前申込せずに投稿する場合は,投稿締め切りまでにご投稿ください.
投稿受付開始:2022年5月1日
投稿締め切り:2022年 9月30日 2022年10月31日(締切を1ヶ月延長しました)
* 特集に投稿する場合は,投稿システムの「手順6: 設問」画面の「掲載号」で「特集号」を選択してください.
*査読は,投稿締め切り後に開始します.10月1日以降順次開始します.
発刊予定:2023年6月
投稿論文の取り扱い
本特集の刊行までに採否決定されない投稿論文については,一般論文として査読を継続いたします.