特集投稿募集のお知らせ:ウィズコロナ社会に求められる新しい科学教育の挑戦(2024年6月発刊予定)

特集のお知らせ

編集委員会では,下記の主旨で,「科学教育研究」第48巻第2号での特集を企画します.研究論文,総説,展望,資料,プラザ,全ての種別の原稿を募集いたします.ふるってご投稿のほどお願い申し上げます.
なお,投稿規定により,「科学教育研究」への投稿論文は,筆頭著者が日本科学教育学会の会員である必要がありますので,その点ご注意ください.

編集委員長 青山和裕
特集編集部会長 木村優里

特集名:「ウィズコロナ社会に求められる新しい科学教育の挑戦」 

 世界的な新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大によって,私たちは未だ嘗てない状況下におかれ,大きな制限や変化を強いられることとなった.こうした制限や変化は,社会や日常生活のみならず,教育場面においても甚大な影響をもたらした.本学会では,こうした状況への対応を喫緊の課題としてとらえ,特集「コロナ禍における科学教育」を企画し,コロナ禍の渦中における科学教育の実践的な取り組みを蓄積・共有した.そして今,徐々にウィズコロナ社会を見据える時期に差し掛かり,これからの新しい社会の学び方や働き方に応じた科学教育が求められている.
また,こうした社会の変化は,新型コロナウイルス感染症の影響のみならず,最先端の科学技術の急速な発展などによってますます加速し,これからは不確実性や複雑性が増していく時代となることが見通されている.これは,一時的なものではなく,これから迎えるウィズコロナ社会の特質であるといえるだろう.したがって,こうしたウィズコロナ社会における変化の中に,これからの時代を切り拓いていく新しい科学教育の本質を見いだし,そのための科学教育研究に挑戦していく必要があるのではないだろうか.
実際に,こうした状況に呼応するかのように,近年の科学教育研究においては,STEM/STEAM教育,統計的問題解決,データ活用,NOS,ICT活用,CBT,自己調整学習,個別最適な学びと協働的な学び,エージェンシー,レジリエンス,意思決定能力,教員養成及び教員研修,科学教育人材養成,カリキュラム・オーバーロード,幼小連携,ギフテッド教育,科学才能教育,多様なニーズに応じる科学教育,ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン,ELSI,トランス・サイエンス,リスク・コミュニケーションなど,さまざまな研究課題が顕在化し,注目が集まっている.こうした多様なテーマの中から,この次の科学教育方針の要を見いだし,位置づけ,提案していくこともまた,学会として取り組むべき活動であると考える.
このような背景を踏まえ,本特集では,特集テーマを「ウィズコロナ社会に求められる新しい科学教育の挑戦」とし,従来の科学教育の枠組みにとどまらない挑戦的な論文を募集する.そして,本特集の趣旨に鑑み,科学教育研究で取り組むべき新たな課題や内容,これまでの伝統的な研究課題の新しい切り口,既にその重要性が認識されつつもまだその骨子が不明瞭であり一層進展させるべき課題など,科学教育研究の立場からの新しい提案につながるような多様な論文が投稿されることを期待している.
なお,本特集の射程は広範に及ぶことが想定される.そのため,編集委員会の委員を中心とした特集編集部会を構成し,必要に応じてそれ以外の特集編集部会委員を配置する.

特集編集部会の構成メンバー

部会長:木村優里(明治学院大学)
副部会長:青山和裕(愛知教育大学),御園真史(島根大学)
特集編集部会委員:石橋 直(福岡教育大学),今井 泉(東邦大学),岩田耕司(福岡教育大学),大浦弘樹(東京理科大学),岡本紗知(大阪大学),加納 圭(滋賀大学),小松孝太郎(筑波大学),標葉靖子(実践女子大学),田中義久(弘前大学),長南幸安(弘前大学),畠⼭ 久(東京工業大学),服部裕一郎(岡山大学),東原貴志(上越教育大学),久坂哲也(岩手大学),人見久城(宇都宮大学),福井智紀(麻布大学),増田伸江(岩手大学),三好美織(広島大学),向 平和(愛媛大学),山口悦司(神戸大学),山中真悟(福山市立大学),など

事前申込締切:2023年9月30日

*査読プロセスを円滑に進めるため,特集は投稿前に「事前申込」を設けております.投稿を予定している方には誠にお手数ですが,著者名・所属,タイトル,論文種別,E-mail アドレス,電話番号,連絡先住所を jsse-hen [atmark] nacos.com までお送りください.事前申込せずに投稿する場合は,投稿締め切りまでにご投稿ください.

投稿受付開始: 2023年5月1日

投稿締め切り: 2023年10月31日

*特集に投稿する場合は,投稿システムの「手順6: 設問」画面の「掲載号」で「特集号」を選択してください.

*査読は,10月1日以降,順次開始します.

発刊予定:2024年6月(48巻2号)