編集委員会では,若手活性化委員会と連携し,下記の主旨で「科学教育研究」第49巻第4号での特集を企画します.研究論文,総説・展望,資料,プラザ,全ての種別の原稿を募集いたします.ふるってご投稿のほどお願い申し上げます.
なお,投稿規程により,「科学教育研究」への投稿論文は,筆頭著者が日本科学教育学会の会員である必要があります.また,この特集には投稿条件が設定されています.その点ご注意ください.
編集委員長 青山和裕
特集編集部会長 山本輝太郎
若手活性化委員会委員長 岡本紗知
記
特集名:次世代を担う若手研究者の科学教育研究
将来の科学教育研究を牽引する人材を本学会から輩出することを大きな目的として,また若手研究者のキャリアパス形成を支援することを目的として,若手会員を対象とした特集(以下,若手特集と称する)によって若手会員の研究活動を支援する取り組みが2017年に始まった.2024年で8回目となる.これまで多くの若手会員に研究会発表と論文投稿を促し,『科学教育研究』第42巻以降の各巻第4号に,多くの若手会員の研究成果を掲載してきた.2024年も若手特集によって若手会員の研究活動のさらなる支援と,研究成果の公表機会の提供を行う.
これまでの若手特集では,若手活性化委員会の下部組織としてサブミッション・アドバイザリーボードを設置し,若手特集への投稿希望者に対する助言を組織的に実施してきた.今回の若手特集では,論文投稿支援の実施体制をリニューアルする計画である.具体的には,従来のサブミッション・アドバイザリーボードを発展的に解消し,若手活性化委員会による論文投稿支援方策の新たな試みを実施する予定である.具体的には,①論文執筆に関する動画集の公開,②論文執筆のための対面サポート,という点の取り組みに新たに着手する.ただし,これらの支援を受けることは,あくまで任意であり,今回の若手特集の投稿条件ではない.若手活性化委員会による論文投稿支援の詳細については,若手活性化委員会からの各種案内をご参照いただきたい.
なお,若手特集編集部会メンバーは過去の若手活性化委員会構成員を中心に構成し,若手活性化委員会による論文投稿支援者と若手特集における査読者の重複を避けるという,これまでの方針を継承することで,若手会員の研究活動支援及び本学会の学術的発展のための特集とすることに加えて,若手活性化委員会の活動理念を共有した過去の若手活性化委員会構成員および若手会員のキャリアパスの形成にもつなげることを今回の若手特集においても目指す.
また,若手特集への投稿条件については,若手会員への支援を積極的に提供するために,今回の若手特集においても,これまでの投稿条件を継承する.したがって,若手活性化委員会が担当する研究会(開催予定:2024年12月21日(土),大阪教育大学,対面開催(一部オンライン))での研究発表が今回の若手特集の投稿条件となっている.研究会での研究発表だけでなく,筆頭著者が「若手」であることも投稿条件である.ただし若手活性化委員会の内規におけるベストプレゼンテーション賞の受賞者条件の改訂に伴い,今回の若手特集から,修士課程,博士課程,専門職学位課程のいずれかの修了または退学後8年未満の会員にも新たに投稿資格を付与する.詳細は,下記の投稿条件を確認されたい.若手特集は,重要性がより増してきている学位取得に向けた若手会員の足掛かりとなり,そして科学教育という学術領域の一層の充実と発展を促す場となることを目指している.多くの若手会員からの投稿を期待している.
特集編集部会の構成メンバー
部会長:山本輝太郎(金沢星稜大学)
副部会長:服部裕一郎(岡山大学),荒谷航平(北海道教育大学)
特集編集部会委員:(調整中)
投稿条件
以下の(1)〜(3)の3点の条件すべてを満たした論文投稿を受け付けます.これらの条件を満たしていないと判断された論文につきましては,一般論文としての査読対象とさせていただきます.あらかじめご承知おきください.
(1)以下の(a),(b),(c)のいずれかを満たす学会員が,投稿論文の筆頭著者となっていること.
(a)投稿締切日時点で,39歳以下である.
(b)投稿締切日時点で,修士課程,博士課程,専門職学位課程のいずれかに在学している.
(c)投稿締切日時点で,修士課程,博士課程,専門職学位課程のいずれかを修了または退学後8年未満(※1)であるか,博士の学位取得後8年未満(※2)である.
(※1)投稿締切日までに修士課程,博士課程,専門職学位課程のいずれかを修了または退学後に取得した産前・産後の休暇,育児休業の期間を除くと修了または退学後8年未満となることを含む.
(※2)投稿締切日までに博士の学位を取得見込みの者及び博士の学位を取得後に取得した産前・産後の休暇,育児休業の期間を除くと博士の学位取得後8年未満となることを含む.
(2)若手活性化委員会が担当する研究会(開催予定:2024年12月21日(土),大阪教育大学,対面開催(一部オンライン))で,筆頭著者として研究発表を行っていること.
(3)上記(2)の研究発表内容に基づいた論文であること.
事前申込締切:2025年2月末日
限られたスケジュールの範囲で査読プロセスを円滑かつ確実に進めるため,事前申込を必須とします.投稿を予定している方は大変お手数ですが,メールタイトルを「特集:次世代を担う若手研究者の科学教育研究の事前申込」とし,以下の事前申込内容を jsse-hen [atmark] nacos.com
までお送りください.
---(事前申込内容ここから)
特集:次世代を担う若手研究者の科学教育研究の事前申込
・著者名・所属:
・仮タイトル:
・論文種別:
・E-mail アドレス:
・電話番号:
・連絡先住所:
・投稿条件(1)について:
※満たしている項目の[ ]内に●を記入してください.
[ ](a)投稿締切日時点で,39歳以下である.
[ ](b)投稿締切日時点で,修士課程,博士課程,専門職学位課程のいずれかに在学している.
[ ](c)投稿締切日時点で,修士課程,博士課程,専門職学位課程のいずれかを修了または退学後8年未満(※1)であるか,博士の学位取得後8年未満(※2)である.
(※1)投稿締切日までに修士課程,博士課程,専門職学位課程のいずれかを修了または退学後に取得した産前・産後の休暇,育児休業の期間を除くと修了または退学後8年未満となることを含む.
(※2)投稿締切日までに博士の学位を取得見込みの者及び博士の学位を取得後に取得した産前・産後の休暇,育児休業の期間を除くと博士の学位取得後8年未満となることを含む.
---(事前申込内容ここまで)
投稿受付開始:2025年1月1日
投稿締切: 2025年3月31日
*特集に投稿する場合は,投稿システムの「手順5:設問」画面の「掲載号」で「特集号」を選択してください.
*投稿論文には,日本科学教育学会研究会研究報告に加筆した旨の記載をお願いします.(執筆要領4.(2)参照)
*査読は,投稿締め切り後に開始します.
発刊予定:2025年12月
投稿論文の取り扱い
本特集の刊行までに採択されない投稿論文については,一般論文としての査読を継続いたします.
以上