日本学術会議ニュース・メール ** No.736(2021/1/8)

2021年1月8日(金)  カテゴリー: お知らせ

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** 日本学術会議ニュース・メール ** No.736** 2020/1/8
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1.【開催案内】公開シンポジウム
「メディア学の使命――ジャーナリズム研究からプラットフォーム研究まで」
2.日本学術会議協力学術研究団体 変更届提出のお願い
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【開催案内】公開シンポジウム
「メディア学の使命――ジャーナリズム研究からプラットフォーム研究まで」
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【主催】社会学系コンソーシアム(http://www.socconso.com/)
    日本学術会議社会学委員会
【日時】2021年1月23日(土)13:30~16:30
【場所】オンライン(Zoomウェビナー)
【参加費】無料
【定員】500名
【事前申込み】登録必要
 https://zoom.us/webinar/register/WN_hcwyaBqpTd6pQM6dcjAkdA
【開催趣旨】
 現在、メディアは未だかつてない規模で、私達の生活に入り込み、社会意識
を変え、政治を左右している。この媒介過程としてのメディアを研究する「メ
ディア学」とは、どのような学問であるべきかを考える。これは、日本マス・
コミュニケーション学会や社会情報学会、関連諸学会のみならず、ネット革命
の只中にある新聞社や放送局、出版社、ネット系諸企業が取り組むべき問いで
もある。これらメディア企業と、アカデミックな知がいかに対話と協力を実現
していくかについても議論したい。
【プログラム】
13:30-13:40 開会のご挨拶
 白波瀬佐和子(日本学術会議会員、東京大学)
 浦野正樹(社会学系コンソーシアム理事長、早稲田大学)
13:40-13:45 趣旨説明
 吉見俊哉(日本マス・コミュニケーション学会、東京大学)
13:45-15:05報告者報告(各20分)
 (1)メディア学とジャーナリズムの未来 金平茂紀(日本マス・コミュニケー
 ション学会、ジャーナリスト)
 (2)メディア学とコミュニケーション研究の未来 辻大介(日本マス・コミュ
 ニケーション学会、大阪大学)
 (3)インターネット時代におけるメディア学 吉田純(社会情報学会、京都大学)
 (4)メディア学とオープンデータの間 庄司昌彦(社会情報学会、武蔵大学)
15:05-15:15 休憩
15:15-15:30 討論者コメント
 石田佐恵子(日本マス・コミュニケーション学会、大阪市立大学)
 伊藤守(社会情報学会、日本マス・コミュニケーション学会、早稲田大学)
15:30-16:25 討論
16:25-16;30 閉会のご挨拶
 有田伸(日本学術会議会員、東京大学)

【問い合わせ先】
 社会学系コンソーシアム事務局
 メールアドレス:socconsortium(a)socconso.com ※(a)を@にしてお送りくだ
さい。

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 日本学術会議協力学術研究団体 変更届提出のお願い
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日本学術会議 協力学術研究団体 御中

 平素より日本学術会議の活動にご協力いただき、ありがとうございます。

 日本学術会議協力学術研究団体規程により、団体の届出内容(代表者、事務局
所在地、連絡先、URL等)に変更が生じた場合には、速やかに文書(変更届)
を郵送いただくこととなっております。

 様式は以下URLからダウンロードできますので、届出内容に変更が生じた団体
におかれましてはご対応いただきますようお願いいたします。
 URL: http://www.scj.go.jp/ja/group/dantai/index.html

 現在の届出内容を確認されたい場合は、以下の問い合わせメールアドレスまで
ご連絡ください。PDFにてお送りします。

 なお、学会名鑑とは協力体制にありますが、登録内容等が異なっております。
学会名鑑を更新しただけでは、変更届の提出とはなりませんのでご注意くださ
い。

【問い合わせ先】
 日本学術会議事務局 協力学術研究団体担当
 scj.kyoryoku-dantai.t5k*cao.go.jp(*を@に変更して送信して下さい)

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 日本学術会議では、Twitterを用いて情報を発信しております。
          アカウントは、@scj_info です。
        日本学術会議広報のTwitterのページはこちらから
            http://twitter.com/scj_info
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       学術情報誌『学術の動向』最新号はこちらから
           http://jssf86.org/works1.html
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日本学術会議ニュース・メール ** No.735(2020/12/25)

2020年12月25日(金)  カテゴリー: お知らせ

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** 日本学術会議ニュース・メール ** No.735** 2020/12/25
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【開催案内】公開シンポジウム
「社会生活のデジタル改革」(第14回情報学シンポジウム)
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【主催】日本学術会議情報学委員会
【後援】国立情報学研究所、情報通信研究機構、 電子情報通信学会、映像情報
メディア学会、大学ICT推進協議会(AXIES)、 電子情報通信学会東京支部、情報
処理学会
【日時】 令和 2年1月13日(水) 13:00~17:00
【場所】オンライン
【参加費】 無料
【定員】300人・先着受付
【事前申込み】要
  https://forms.gle/X1ZbVdbhpiffjhdN7
【開催趣旨】
 すでに1年に及ばんとするコロナ禍を契機に、産業、医療、教育等々様々な
局面でICTの活用が進められてきました。
 社会生活は大きくICT技術で変化していく最中にあります。本シンポジウム
では、「社会生活のデジタル改革」というテーマで、情報学分野の最近の研究
動向に関連した講演とパネル討論を行い、情報学の発展を促す施策からその
グローバルな社会的インパクトまで、情報学を取り巻くさまざまな話題に関
する議論を行います。
【プログラム】
  https://sites.google.com/view/scj-i/情報学シンポジウム

第一部 日米欧の情報科学技術施策について
第二部 社会生活のデジタル改革
「DXの現状と展開」 青山幹雄(南山大学理工学部教授)
「中外製薬が描くヘルスケア×デジタルの取り組み」 
  志済聡子(中外製薬株式会社執行役員)
「医療現場のデジタル改革:コロナ禍で分かったこと」
  石川冬木(日本学術会議連携会員、京都大学大学院生命科学研究科教授)
「教育現場でのデジタル改革」 
  松下佳代 (日本学術会議会員、京都大学高等教育研究開発推進センター
       教授)
 パネル討論:
  司会 相澤清晴(日本学術会議会員、東京大学情報理工学系研究科教授)
  パネリスト 上記講演者及び山本里枝子(日本学術会議会員、富士通研究所
        フェロー)

【問い合わせ先】
 日本学術会議情報学委員会
 メールアドレス: scjinfomatics@gmail.com(情報学委員会)
 (*を@に変更して送信して下さい)
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 日本学術会議では、Twitterを用いて情報を発信しております。
          アカウントは、@scj_info です。
        日本学術会議広報のTwitterのページはこちらから
            http://twitter.com/scj_info
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       学術情報誌『学術の動向』最新号はこちらから
           http://jssf86.org/works1.html
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日本学術会議ニュース・メール ** No.734(2020/12/18)

2020年12月25日(金)  カテゴリー: お知らせ

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** 日本学術会議ニュース・メール ** No.734** 2020/12/18
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【再掲】【ご案内】令和3年度代表派遣会議の推薦募集について
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令和3年度代表派遣会議の推薦募集を開始致します。

 日本学術会議では、世界の学界との連携、国際学術団体の運営への参画、学術
に関する動向の把握、研究の連絡並びに情報の収集及び交換等を行うため、外国
で開催される学術に関する国際会議等に学術会議の代表を派遣しています。

 日本学術会議の代表として参加すべき必要性の高い国際会議がございましたら、
ご所属の委員会委員長又は国際学術団体に対応する分科会委員長または世話人(
以下「関係委員長」)へご相談下さい。関係委員長の推薦が必要となります。

 なお、代表派遣の対象となる国際会議は、当会議が加入している国際学術団体
が主催又は共催する総会、理事会等を原則とされるようご留意願います。

 また、日本学術会議では、ディスカウント・エコノミー相当のフライト代を負
担させて頂きます。応募多数の際には、ご希望に添えない場合もございますので、
予めご承知おき下さい。

※オンライン会議も募集対象となります※
 令和2年度の代表派遣実施計画では、新型コロナウイルス感染症に係る今般の
情勢を考慮し、オンライン形式となった会議への出席についても、派遣者は、日
本学術会議代表として投票権を持って国際学術団体の総会や理事会等に参加し、
通常の代表派遣と同様に、国際学術団体の運営への参画や、学術に関する動向の
把握、情報交換を行うものであることから、代表派遣の一種として取り扱いまし
た。

 令和3年度も、令和2年度と同様に、オンラインでの出席も代表派遣の一種と
して取り扱うことを検討しています。オンライン開催の可能性がある会議につい
ても、日本学術会議の代表派遣とすべき会議がございましたらご提出ください。

 なお、オンラインでの開催形式が決まっている会議は航空券のお見積書は不要
です。現地出席・オンライン出席等、開催形式が決まっていない場合は必ずお見
積書をご提出ください。

【募集対象会議】
 開催初日が令和3年4月1日~翌年3月31日までの会議

【募集締切】
 令和3年1月7日(木)正午〆切 [期限厳守・必着]
  ※関係委員長(世話人)からの提出の〆切日となります。
  ※公平性を保つため、締切り厳守
  ※早めにご提出いただけますと大変ありがたく存じます。

【手続き】
 申請手続きは、関係委員長からの推薦が必要となりますので、関係委員長まで
ご相談下さい。

【代表派遣会議HP】 
 http://www.scj.go.jp/ja/int/haken/index.html

【日本学術会議が加入している国際学術団体】
 http://www.scj.go.jp/ja/int/link_kanyu.html

 ご質問等ございましたら、下記の問い合わせ先までご連絡下さい。

<問い合わせ先>
  日本学術会議事務局参事官(国際業務担当)室 代表派遣担当
  TEL:03-3403-5731  FAX:03-3403-1755
  E‐mail: kokusaidaihyohaken.group*cao.go.jp
 (*を@に変更してお送り下さい)
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 日本学術会議では、Twitterを用いて情報を発信しております。
          アカウントは、@scj_info です。
        日本学術会議広報のTwitterのページはこちらから
            http://twitter.com/scj_info
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       学術情報誌『学術の動向』最新号はこちらから
           http://jssf86.org/works1.html
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日本学術会議ニュース・メール ** No.733(2020/12/11)

2020年12月11日(金)  カテゴリー: お知らせ

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** 日本学術会議ニュース・メール ** No.733** 2020/12/11
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【開催案内】
 日本学術会議主催学術フォーラム・第11回防災学術連携シンポジウム
「東日本大震災からの十年とこれから-58学会、防災学術連携体の活動-」
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・日時:2021年 1月14日(木)10:00-18:30

・場所:東京医科歯科大学鈴木章夫記念講堂
    (JR、東京メトロ、御茶ノ水駅下車3分)
    ネット同時配信を行います

・定員 150名(会場:500名の定員を1/3に制限しています)
    1000名(オンライン)

・主催:日本学術会議
    日本学術会議防災減災学術連携委員会、土木工学・建築学委員会
    防災学術連携体(58学会)

・開催趣旨:
 2011年東日本大震災の甚大な被害から十年が過ぎる。この期間にも日本の
 各地で多くの自然災害が発生した。これらの災害について、多くの学会は
 調査研究、記録、提言、支援などを続けてきた。大震災後10年を迎えるに
 あたり、防災学術連携体の各構成学会と防災減災学術連携委員会の委員が、
 東日本大震災の経験とその後の活動への展開を振り返り、今後の取り組み
 について発表する。同時に、防災学術連携体の前身である「東日本大震災
 の総合対応に関する学協会連絡会」の30学会共同声明(2012年5月)を振り
 返り、今後の防災・減災、学会連携について議論する。

・次第: http://www.scj.go.jp/ja/event/2021/299-s-0114.html

・参加費:無料

・要・事前申し込み:以下のURLからお申し込みください。        
 https://ws.formzu.net/fgen/S16396674/       

・問合せ先:
 防災学術連携体事務局 中川寛子 電話:03-3830-0188
E-mail:office*janet-dr.com (*を@に変更)

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日本学術会議ニュース・メール ** No.732(2020/12/4)

2020年12月9日(水)  カテゴリー: お知らせ

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** 日本学術会議ニュース・メール ** No.732**  2020/12/4
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1.【開催案内】公開シンポジウム
「社会生活のデジタル改革」(第14回情報学シンポジウム)
2.日本学術会議協力学術研究団体 変更届提出のお願い
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【開催案内】公開シンポジウム
「社会生活のデジタル改革」(第14回情報学シンポジウム)
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【主催】日本学術会議情報学委員会
【後援(予定)】国立情報学研究所、 情報通信研究機構、 電子情報通信学会、
情報処理学会
【日時】 令和 2年1月13日(水) 13:00~17:00
【場所】オンライン
【参加費】 無料
【定員】300人・先着受付
【事前申込み】要
https://forms.gle/X1ZbVdbhpiffjhdN7
【開催趣旨】
すでに1年に及ばんとするコロナ禍を契機に、産業、医療、教育等々様々な
局面でICTの活用が進められてきました。
社会生活は大きくICT技術で変化していく最中にあります。本シンポジウム
では、「社会生活のデジタル改革」というテーマで、情報学分野の最近の研究
動向に関連した講演とパネル討論を行い、情報学の発展を促す施策からその
グローバルな社会的インパクトまで、情報学を取り巻くさまざまな話題に関
する議論を行います。
【プログラム】
https://sites.google.com/view/scj-i/情報学シンポジウム

第一部 日米欧の情報科学技術施策について
第二部  社会生活のデジタル改革
「DXの現状と展開」 青山幹雄(南山大学理工学部教授)
「中外製薬が描くヘルスケア×デジタルの取り組み」
志済聡子(中外製薬株式会社執行役員)
「医療現場のデジタル改革:コロナ禍で分かったこと」
石川冬木(日本学術会議連携会員、京都大学大学院生命科学研究科教授)
「教育現場でのデジタル改革」
松下佳代 (日本学術会議会員、京都大学高等教育研究開発推進センター
教授)
パネル討論:
司会 相澤清晴(日本学術会議会員,東京大学情報理工学系研究科教授)
パネリスト 上記講演者及び山本里枝子(日本学術会議会員、富士通研究所
フェロー)

【問い合わせ先】
日本学術会議情報学委員会
メールアドレス: michiko*fun.ac.jp(大場みち子)
(*を@に変更して送信して下さい)
■--------------------------------------------------------------------
日本学術会議協力学術研究団体 変更届提出のお願い
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日本学術会議 協力学術研究団体 御中

平素より日本学術会議の活動にご協力いただき、ありがとうございます。

日本学術会議協力学術研究団体規程により、団体の届出内容(代表者、事務局
所在地、連絡先、URL等)に変更が生じた場合には、速やかに文書(変更届)
を郵送いただくこととなっております。

様式は以下URLからダウンロードできますので、届出内容に変更が生じた団体
におかれましてはご対応いただきますようお願いいたします。
URL: http://www.scj.go.jp/ja/group/dantai/index.html

現在の届出内容を確認されたい場合は、以下の問い合わせメールアドレスまで
ご連絡ください。PDFにてお送りします。

なお、学会名鑑とは協力体制にありますが、登録内容等が異なっております。
学会名鑑を更新しただけでは、変更届の提出とはなりませんのでご注意くださ
い。

【問い合わせ先】
日本学術会議事務局 協力学術研究団体担当
scj.kyoryoku-dantai.t5k*cao.go.jp(*を@に変更して送信して下さい)
★-------------------------------------------------------------------☆
日本学術会議では、Twitterを用いて情報を発信しております。
アカウントは、@scj_info です。
日本学術会議広報のTwitterのページはこちらから
http://twitter.com/scj_info
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学術情報誌『学術の動向』最新号はこちらから
http://jssf86.org/works1.html
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日本学術会議ニュース・メール ** No.731(2020/11/27)

2020年12月9日(水)  カテゴリー: お知らせ

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** 日本学術会議ニュース・メール ** No.731**  2020/11/27
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1.【開催案内】公開シンポジウム
「続発する大災害から史料を守る-現状と課題-」
(第25回史料保存利用問題シンポジウム)
2.【開催案内】公開シンポジウム
「世界戦争100年と地域統合、新国際秩序をどう作るか?」
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【開催案内】公開シンポジウム
「続発する大災害から史料を守る-現状と課題-」
(第25回史料保存利用問題シンポジウム)
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【主催】日本学術会議史学委員会、歴史資料の保存・管理と公開に関する分科会
【共催】日本歴史学協会
【後援】全国歴史資料保存利用機関連絡協議会、日本アーカイブズ学会
【日時】 令和 2年12月19日(土) 13:30~
【場所】オンライン
【参加費】 無料
【定員】300人・先着受付
【事前申込み】要
https://forms.gle/nAjPMyTE3aHzEuXM8
【開催趣旨】
阪神淡路大震災から25年、この間、東日本大震災をはじめとして大地震が
頻発している。そして、地震のみならず火山噴火も多発し、豪雨による水害
等、大きな災害に襲われ続けているのが、現在の日本列島の姿であるといえ
る。昨年の秋には台風19号にともなう豪雨によって、各地で河川の氾濫、
破堤による洪水が発生し、大きな豪雨災害となった。19号のみならず、その
前後にも台風や大型低気圧の通過による風水災に見舞われたことは、なお記
憶に新しい。こうした大災害の発生は、日常生活の破壊であるとともに、文
化財や歴史資料等の消失・散逸の危機でもある。そうした危機に直面するな
かで、レスキュー活動等が展開され、被災文化財や歴史資料等の救済・保全
への努力が続けられてきた。
このように、地震・火山噴火のみならず、近年はこれまで想定できなかっ
たような豪雨などによる大災害が、同時多発的にそれぞれの地域を襲い、都
市部では都市部特有の被害も発生している。こうした現状を踏まえると、こ
れまでの文化財や歴史資料等の保全・保存の在り方について、大災害の続発
を前提に見直す必要性を痛感する。しばしば「想定外」が繰り返されるが、
これは文化財や歴史資料等の管理・保全に関しても、甚大な被害への予防の
対応ができていないことの表れといえよう。こうした現況に鑑み、日本歴史
学協会では、昨年11月に「豪雨による被災文化財や歴史資料等の救済・保
全についての緊急声明」
http://www.nichirekikyo.com/statement/statement20191116.html)を発
した。
そこで今回のシンポジウムは、この声明を受けた取り組みとして位置づけ
ることとし、昨秋の台風等による豪雨で被災した文化財・歴史資料等の救済
・保全活動について、那珂川・久慈川、千曲川の各水系に関わる報告をして
いただき、被災や救出活動の実態、その問題点などを共有するなかで、平時
における文化財や歴史資料等の管理・保全の在り方、緊急時における速やか
な救済・保全に向けた対応について、豪雨災害を通して考えたい。このこと
によって、続発する大災害に対応した文化財や歴史資料等の保全・保存の在
り方を展望する機会としたい。
一方、実施に向けて検討が進められている国立公文書館によるアーキビス
ト認証制度について、その現状を検証することも喫緊の課題といえる。そこ
で、今回は特別報告として、国立公文書館によるアーキビスト認証制度に関
する報告をお願いした。

【プログラム】  http://www.scj.go.jp/ja/event/2020/295-s-1219.html
【問い合わせ先】
日本学術会議史学委員会
メールアドレス: wakao.masaki*r.hit-u.ac.jp(*を@に変更)

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【開催案内】公開シンポジウム
「世界戦争100年と地域統合、新国際秩序をどう作るか?」
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12月3,4,8日に、第1部 地域研究委員会及び経済学委員会で、公開シンポ
ジウム、「世界戦争100年と地域統合、新国際秩序をどう作るか?」を世界12
カ国、欧州、アメリカ、アジアをオンラインで結び、国際会議を開催します。
詳細は下記の通りとなります。

・日時:
1日目 令和2年12月3日(木)13:00~15:00 16:00-21:15
2日目 令和2年12月4日(金)15:00~17:00 18:00-21:15
3日目 令和2年12月8日(火)15:00~17:00 18:00-21:15

・場所:オンライン開催
*参加URLは,申込者にメールで連絡致します

・参加希望者は、12月1日までに以下のURLから、参加登録をお願いいたします。
参加登録:Registration: https://bit.ly/370Stra
問い合わせ:Email:registration2020tk*side.parallel.jp(羽場久美子)
(*を@に変更)

・参加費:無料

・主催:日本学術会議 地域研究委員会 アジアの地域協力と学術的ネットワ
ーク構築分科会、経済学委員会

・開催趣旨、次第 等:
http://www.scj.go.jp/ja/event/2020/299-s-1203-04-08.html

・青山学院大学 グローバル国際関係研究所 ホームページ
http://side.parallel.jp/gir/2020/11/04/202012conference/

・問合せ先:
Email:registration2020tk*side.parallel.jp(羽場久美子)
(*を@に変更)
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日本学術会議では、Twitterを用いて情報を発信しております。
アカウントは、@scj_info です。
日本学術会議広報のTwitterのページはこちらから
http://twitter.com/scj_info
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学術情報誌『学術の動向』最新号はこちらから
http://jssf86.org/works1.html
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日本学術会議ニュース・メール ** No.730(2020/11/20)

2020年11月25日(水)  カテゴリー: お知らせ

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** 日本学術会議ニュース・メール ** No.730** 2020/11/20
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1.【ご案内】令和3年度代表派遣会議の推薦募集について
2.【開催案内】学術フォーラム
   「新型コロナウイルス感染症コントロールに向けての学術の取組」
3.【開催案内】日本学術会議公開webシンポジウム
   「COVID-19パンデミックを契機として考える日本の結晶学の現状と今後」
■----------------------------------------------------------------------
【ご案内】令和3年度代表派遣会議の推薦募集について
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令和3年度代表派遣会議の推薦募集を開始致します。

 日本学術会議では、世界の学界との連携、国際学術団体の運営への参画、学術
に関する動向の把握、研究の連絡並びに情報の収集及び交換等を行うため、外国
で開催される学術に関する国際会議等に学術会議の代表を派遣しています。

 日本学術会議の代表として参加すべき必要性の高い国際会議がございましたら、
ご所属の委員会委員長又は国際学術団体に対応する分科会委員長または世話人(
以下「関係委員長」)へご相談下さい。関係委員長の推薦が必要となります。

 なお、代表派遣の対象となる国際会議は、当会議が加入している国際学術団体
が主催又は共催する総会、理事会等を原則とされるようご留意願います。

 また、日本学術会議では、ディスカウント・エコノミー相当のフライト代を負
担させて頂きます。応募多数の際には、ご希望に添えない場合もございますので、
予めご承知おき下さい。

※オンライン会議も募集対象となります※
 令和2年度の代表派遣実施計画では、新型コロナウイルス感染症に係る今般の
情勢を考慮し、オンライン形式となった会議への出席についても、派遣者は、日
本学術会議代表として投票権を持って国際学術団体の総会や理事会等に参加し、
通常の代表派遣と同様に、国際学術団体の運営への参画や、学術に関する動向の
把握、情報交換を行うものであることから、代表派遣の一種として取り扱いまし
た。

 令和3年度も、令和2年度と同様に、オンラインでの出席も代表派遣の一種と
して取り扱うことを検討しています。オンライン開催の可能性がある会議につい
ても、日本学術会議の代表派遣とすべき会議がございましたらご提出ください。

 なお、オンラインでの開催形式が決まっている会議は航空券のお見積書は不要
です。現地出席・オンライン出席等、開催形式が決まっていない場合は必ずお見
積書をご提出ください。

【募集対象会議】
 開催初日が令和3年4月1日~翌年3月31日までの会議

【募集締切】
 令和3年1月7日(木)正午〆切 [期限厳守・必着]
 (※関係委員長(世話人)からの提出の〆切日となります。)

【手続き】
 申請手続きは、関係委員長からの推薦が必要となりますので、関係委員長まで
ご相談下さい。

【代表派遣会議HP】 
 http://www.scj.go.jp/ja/int/haken/index.html

【日本学術会議が加入している国際学術団体】
 http://www.scj.go.jp/ja/int/link_kanyu.html

ご質問等ございましたら、下記の問い合わせ先までご連絡下さい。

<問い合わせ先>
 日本学術会議事務局参事官(国際業務担当)室 代表派遣担当
 TEL:03-3403-5731  FAX:03-3403-1755
 E‐mail: kokusaidaihyohaken.group*cao.go.jp
(*を@に変更してお送り下さい)
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【開催案内】学術フォーラム
 「新型コロナウイルス感染症コントロールに向けての学術の取組」
--------------------------------------------------------------------■
・日時:2020年11月28日(土)13:00-17:00

・場所:オンライン開催

・主催:日本学術会議

・開催趣旨:
 日本学術会議では、新型コロナウイルス感染症の流行に対して、第24 期
においてふたつの提言(提言「感染症の予防と制御を目指した常置組織の創
設について」及び提言「感染症対策と社会変革に向けた ICT 基盤強化とデ
ジタル変革の推進」)を公表した。両提言は、日本学術会議として中長期的
な視点から、新型コロナウイルス感染症のような大規模感染症を、予防・制
圧することを目指して審議した結果である。
 現在、冬季に向かって新型コロナウイルス感染症の再流行の兆しが見える
中、両提言を踏まえて、現在の情勢を検討するとともに、新型コロナウイル
ス感染症についての学術の成果を発信する。
 国内には新型コロナウイルス感染症の再流行に対する不安感が広まってお
り、本学術フォーラムの目的は、学術の取組と成果を広く発信し、日本医学
会連合との連携により、学術界全体として新型コロナウイルス感染症に取り
組んでいる姿を明らかにすることで、社会に広がる不安感とそれにともなく
様々な社会問題の解決に資することである。
 本フォーラムは、日本学術会議と(一般社団法人)日本医学会連合が共催
して実施するものであり、今後、両団体が協力して新型コロナウイルス流行
に対応する第一歩となるものである。

・次第:http://www.scj.go.jp/ja/event/2020/303-s-1128.html

・参加費:無料

・要・事前申し込み:以下のURLからお申し込みください。  
 https://form.cao.go.jp/scj/opinion-0067.html       

・問合せ先:
 日本学術会議事務局企画課学術フォーラム担当
 〒106-8555 東京都港区六本木7-22-34
 電話:03-3403-6295

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【開催案内】日本学術会議公開webシンポジウム
 「COVID-19パンデミックを契機として考える日本の結晶学の現状と今後」
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・日時: 令和2年11月29日(日)10:00~15:30

・場所:Webexによるオンライン開催
(配信拠点:筑波大学数理物質系物理学域エネルギー物質科学研究センター)
   *参加URLは,申込者にメールで連絡致します

・参加申込み:以下のURLよりお申し込み下さい(11月24日(火)締切り)
https://pf-form.kek.jp/crsj2020-satellite-sankaform/

・参加費:無料

・主催:日本学術会議 化学委員会
    日本学術会議 化学委員会・物理学委員会合同結晶学分科会
    日本学術会議 化学委員会IUCr分科会

・開催趣旨:
 日本結晶学会創立70周年にあたる 2020 年にCOVID-19のパンデミックとい
う事態が発生しました。このような危機への対応、および、今後の危機回避
に向けて、結晶学、および、これに密接に関係する学問に携わる我々がどの
ような貢献ができるかを情報共有し、次世代を背負う大学生、大学院生、そ
して社会にこの情報を発信することを目的とします。
 シンポジウムでは、
 ・コロナウィルスに係る構造生物学的研究の進展についての解説
 ・海外からスクリプス研究所統合構造計算生物学部門長のWilson博士のラ
  イブ講演
 ・環境問題に配慮したコロナ対策を含めた放射光利用研究の現状とこれから
 ・医薬品開発、ワクチン開発という社会での一番の関心事ともいえる研究課
  題の方向性とこれに向けた支援

をテーマとして、6人のそれぞれの分野の専門家が、一般の方にもわかりやす
いことに配慮した講演を行い、ウィズ&アフターコロナの時代の「新しい生活
様式」が模索されている現在、科学研究者に何が期待され、どのような貢献を
なしうるかを議論します。

・次第:http://www.scj.go.jp/ja/event/2020/297-s-1129.html、
    https://crsj.jp/activity/annualMeetings/nenkai2020/satellite.html

・問合せ先:
シンポジウム運営事務局 sec1129*phs.osaka-u.ac.jp
(*を@に変更)
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日本学術会議ニュース・メール ** No.729** 2020/11/6

2020年11月6日(金)  カテゴリー: お知らせ

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** 日本学術会議ニュース・メール ** No.729** 2020/11/6
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1.【開催案内】日本学術会議公開シンポジウム
  「科学的知見の創出に資する可視化(5)
   ICT /ビッグデータ時代の文理融合研究を支援する可視化」
2.日本学術会議協力学術研究団体 変更届提出のお願い
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【開催案内】日本学術会議公開シンポジウム
 「科学的知見の創出に資する可視化(5)
  ICT /ビッグデータ時代の文理融合研究を支援する可視化」
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・日時:2020年12月12日(土)13時00分~16時30分
・場所:Zoomによるオンライン開催(配信拠点:立命館大学) 
   *参加URLは,申込者にメールで連絡致します
・参加申込み:以下のURLよりお申し込み下さい
https://forms.gle/3ADntd4opqVtszSa7
・参加費:無料
・主催:日本学術会議 総合工学委員会
   科学的知見の創出に資する可視化分科会
・開催趣旨:
 近年、理系・文系を問わず、いわゆるビッグデータを第1次データとして、
これを ICT 環境のもとで活用して研究が行なわれるようになってきました 、
シリーズ5回目となる今回のシンポジウムでは、理系、文系の両方のアプロー
チで研究が行なわれているテーマを3つ選び、それぞれのテーマで、理系と文
系の両方から第一線の研究者あるいは専門家をお招きして講演していただきま
す。理系、文系を問わず,どなたでも御参加下さい。

・次第: http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf2/297-s-1212.pdf
・問合せ先:
  立命館大学情報理工学部 田中覚(stanaka*is.ritsumei.ac.jp)
  慶應義塾大学理工学部 藤代一成(ifujishiro*keio.jp)
  (*を@に変更)
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 日本学術会議協力学術研究団体 変更届提出のお願い
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日本学術会議 協力学術研究団体 御中

 平素より日本学術会議の活動にご協力いただき、ありがとうございます。

 日本学術会議協力学術研究団体規程により、団体の届出内容(代表者、事務局
所在地、連絡先、URL等)に変更が生じた場合には、速やかに文書(変更届)
を郵送いただくこととなっております。

 様式は以下URLからダウンロードできますので、届出内容に変更が生じた団体
におかれましてはご対応いただきますようお願いいたします。
 URL: http://www.scj.go.jp/ja/group/dantai/index.html

 現在の届出内容を確認されたい場合は、以下の問い合わせメールアドレスまで
ご連絡ください。PDFにてお送りします。

 なお、学会名鑑とは協力体制にありますが、登録内容等が異なっております。
学会名鑑を更新しただけでは、変更届の提出とはなりませんのでご注意くださ
い。

【問い合わせ先】
  日本学術会議事務局 協力学術研究団体担当
  scj.kyoryoku-dantai.t5k*cao.go.jp(*を@に変更して送信して下さい)
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日本学術会議ニュース・メール ** No.728(2020/10/30)

2020年11月5日(木)  カテゴリー: お知らせ

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** 日本学術会議ニュース・メール ** No.728** 2020/10/30
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1.【開催案内】公開シンポジウム
 「身体・社会・感染症―哲学・倫理学・宗教研究はパンデミックをどう考え
 るか―」
2.【JST】日本社会心理学会第61回大会/科学技術振興機構(JST)
 共催ワークショップ「人・社会・科学技術のあるべき関係を求めて:ELSI
 研究と社会心理学」
■--------------------------------------------------------------------
【開催案内】公開シンポジウム
 「身体・社会・感染症―哲学・倫理学・宗教研究はパンデミックをどう考え
 るか―」
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【主催】日本学術会議哲学委員会
【共催】日本哲学系諸学会連合、日本宗教研究諸学会連合
【日時】 令和 2年12月5日(土) 13:30〜17:00
【場所】オンライン
【参加費】 無料
【定員】300人
【事前申込み】要 
 http://www.scj.go.jp/ja/event/2020/link/295-s-1205_link_1.html
【開催趣旨】
  イタリアの作家パオロ・ジョルダーノは次のように書いている。
  「すべてが終わった時、本当に僕たちは以前とまったく同じ世界を再現し
 たいのだろうか」。
  コロナウイルスが第一に蝕むのは我々の身体だが、それを通じて、社会も
 大きく蝕まれる。今回のパンデミックは、新自由主義とグローバリズムの限
 界を露呈したと言われている。また、我々の社会が抱える根本的な不正義と
 脆弱性も露わになってきた。身体をもって社会に住まう我々という存在のす
 べてのレベルにコロナウイルスは影響を与えた。パンデミックについて、人
 間とは何かを問い続けてきた哲学・思想は何を語りうるのかが問われている。
  また、パンデミックの「終息」と経済・社会・教育活動の「再開」という
 言説は、「もとにもどる」のが望ましいのだという前提を隠しもっている。
 それでいいのか。もとにもどることを期待するのではなく、パンデミック後
 (あるいは永遠に続くパンデミック中)の生き方と社会のあり方はどのよう
 なものであるべきかをあらためて考えること、それこそが思想・哲学がなす
 べきことである。
  パンデミックにともなって生じたさまざまな問題のうち、既存の哲学的枠
 組みで掬い取れるものを扱う、というやり方ではなく、哲学思想研究のやり
 方や枠組みじたいを変えていく必要もあるかもしれない。本シンポジウムを
 「パンデミック後の世界」の理念をともに構想する第一歩としたい。
【プログラム】 http://www.scj.go.jp/ja/event/2020/295-s-1205.html
【問い合わせ先】
 日本宗教研究諸学会連合事務局
 メールアドレス: jfssr20084*gmail.com (*を@に変更)
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【JST】日本社会心理学会第61回大会/科学技術振興機構(JST)
 共催ワークショップ「人・社会・科学技術のあるべき関係を求めて:ELSI
 研究と社会心理学」
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【日時】2020年11月8日(日)10:30〜12:00
【方法】オンライン開催(Zoomウェビナー)
【参加費】無料(定員100名)
【参加申込】11月7日(土) 17:00までに以下URLにてお申し込みください。
 https://form.jst.go.jp/enquetes/elsi-ws-20201108
 ※日本社会心理学会第61回大会参加者の方は、参加申込は不要です。
  大会ヘルプデスクからの開催案内に従ってご参加ください。
【登壇】
 企画・司会:唐沢かおり (東京大学 大学院人文社会学系研究科 教授)
 話題提供 :唐沢かおり
       小林傳司 (大阪大学 名誉教授)
       濱田志穂 (科学技術振興機構 社会技術研究開発センター)
 指定討論者:浦光博 (追手門学院大学 心理学部心理学科 教授)
       戸田山和久 (名古屋大学 大学院情報学研究科 教授)
【概要】
  科学技術の進展は、人と社会のあり方に大きな影響を与えています。新し
 い知や恩恵をもたらし、豊かな社会を実現することに貢献してきた一方で、
 人類の歴史にとって不可逆的な破壊をもたらす可能性も論じられています。
 そのような中、ELSI(Ethical, Legal, and Social Issues/Implications)
 やRRI(Responsible Research and Innovation)というキーワードのもと、
 産・学・官の各レベルで学際的な議論を進める必要が認識され、研究開発プ
 ログラムや、そのことを専門的に論じる人材育成拠点も出来つつあります。
  人と社会との関係を論じてきた社会心理学は、このような動向に大きな貢
 献をなし得るポテンシャルを持ち、他分野からの期待も大きいと言えます。
 しかし、ELSI/RRIという言葉や概念が多くの社会心理学者にとってはなじみ
 がない状況にあること、さらには、我々が持つ知見や方法論が、他分野との
 協働研究の中で健全に用いられる必要があることを踏まえると、ELSI/RRIと
 は何か、また、この概念を巡る議論の歴史や関連する動向について、社会心
 理学コミュニティが理解したうえで、議論を深める必要があるのではないで
 しょうか。
  本ワークショップでは、ELSI/RRIを巡る学術的動向や官・産における動向、
 ELSI/RRI研究に社会心理学が携わることで生まれる新たな展開、知見・方法
 論の用いられ方に関する問題点、企画者が関わるプログラムでの具体的なフ
 ァンディングの可能性の紹介などを中心に話題提供を行います。指定討論で
 は、提示された論点について、批判的な検討を行います。これらを通して、
 社会心理学が「人・社会・科学技術のあるべき関係」に関する議論にどう関
 わり貢献していくのか、その可能性を探ります。
【問い合わせ先】
 国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)
 社会技術研究開発センター(RISTEX)
 ELSIプログラム事務局
 E-mail: ristex-elsi*jst.go.jp(*を@に変更)
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日本学術会議ニュース・メール ** No.727(2020/10/23)

2020年10月23日(金)  カテゴリー: お知らせ

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** 日本学術会議ニュース・メール ** No.727** 2020/10/23
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1.【開催案内】日本学術会議主催学術フォーラム
「人口縮小と「いのちの再生産」 コロナ禍を超えて持続可能な幸福社会へ」
2.【開催案内】日本学術会議北海道地区会議主催 学術講演会
「感染症との共存の現在と未来」
3.【開催案内】公開シンポジウム
「One health:新興・再興感染症〜動物から人へ、生態系が産み出す感染症〜」
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【開催案内】日本学術会議主催学術フォーラム
「人口縮小と「いのちの再生産」 コロナ禍を超えて持続可能な幸福社会へ」
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・日時:2020年11月25日(水)13:30-17:00
・場所:オンライン開催
・主催:日本学術会議
・開催趣旨:
 世界はいま、コロナ禍で大きく揺さぶられています。しかし、コロナ禍以前
 から われわれに突きつけられていた人口減少・少子高齢化問題を忘れるわ
 けには生きません。この問題は世界とわが国社会経済の成り立ちと持続可
 能性を根幹から揺るがしつつあります。本シンポジウムでは、人口変化の状
 況、課題をふまえた上で、コロナ禍を超え、次世代へ向かう「いのちの再
 生産」について考えましょう。
・次第: http://www.scj.go.jp/ja/event/2020/299-s-1125.html
・参加費:無料
・要・事前申し込み:以下のURLからお申し込みください。        
 https://form.cao.go.jp/scj/opinion-0003.html 
       
・問合せ先:
 日本学術会議事務局企画課学術フォーラム担当
 〒106-8555 東京都港区六本木7-22-34
 電話:03-3403-6295
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【開催案内】日本学術会議北海道地区会議主催 学術講演会
「感染症との共存の現在と未来」
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【開催趣旨】
 COVID-19の世界的な拡大により、経済活動、生活様式、教育の在り方など、
様々な面で大きな変革が求められています。一方、COVID-19への対応の裏で、
他の多くの感染症問題が後回しにされていることに、多くの専門家が警鐘を鳴
らしています。 現在、どのような感染症が問題となっており、またCOVID-19
との共存に向けてどのようなパラダイムシフトが起こっているのか、専門家を
交え情報の共有を行うとともに、これからの社会について考えます。
【主催】 日本学術会議北海道地区会議、北海道大学
【日時】 2020年11月7日(土)13:30〜17:00
【場所】 オンライン開催
【プログラム】 http://www.scj.go.jp/ja/event/2020/297-s-1107.html
【参加申込み】 参加フォームより登録の必要あり 
  http://www.scj.go.jp/ja/event/2020/link/297-s-1107_link_1.html
問い合わせ先
 日本学術会議 北海道地区会議事務局
 (北海道大学 研究推進部 研究振興企画課内)
 TEL 011-706-2155・2166 FAX 011-706-4873
 Email:kaigi*research.hokudai.ac.jp(*を@に変更)
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【開催案内】公開シンポジウム
「One health:新興・再興感染症〜動物から人へ、生態系が産み出す感染症〜」
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【主催】日本学術会議 食料科学委員会獣医学分科会、日本学術会議 農学委員
会・食料科学委員会合同食の安全分科会
【共催】人と動物の共通感染症研究会、岐阜大学、北海道大学獣医学研究院
【日時】 2020年11月14日(土) 13:30〜17:20
【場所】オンライン
【参加費】 無料
【事前申込み】要 
  http://www.scj.go.jp/ja/event/2020/297-s-1114.html
  もしくは https://www.scj-vetfood.com/blank-6
【開催趣旨】
私たち人類は、単独で生きているわけではなく、自然界に存在する他の生物と互
いに干渉しながら、生態系のなかで進化し共存してきました。今回のテーマであ
る新興・再興感染症は、自然界の生態系で維持されてきた微生物が、何かの拍子
に人間社会に入り込み、人間の間で病気を起こし流行するものです。現在、全世
界を巻き込み、社会に混乱を呼んでいる新型コロナウイルス感染症COVID-19は、
人類が初めて接した感染症であり、まさに新興感染症に位置付けられます。これ
ら新興・再興感染症は、人類誕生以来、自然界の営みのなかで稀な現象として私
たちの世界で起きてきました。今回のシンポジウムでは、様々なウイルスによる
新興・再興感染症の出現メカニズムから今後の展望について考えてみます。これ
までの例をみることにより、闇雲に恐れることなく、正しく恐れ、冷静に対処す
ることの重要性を理解していただきたいと考えています。また、今後の展望から
は、One health、すなわち医学・獣医学・生態学の観点からの危機管理の重要性
もみえてくるはずです。
【プログラム】
http://www.scj.go.jp/ja/event/2020/297-s-1114.html
【問い合わせ先】
シンポジウム運営事務局
Email:scj-tox*vetmed.hokudai.ac.jp(*を@に変更)
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 日本学術会議では、Twitterを用いて情報を発信しております。
          アカウントは、@scj_info です。
        日本学術会議広報のTwitterのページはこちらから
            http://twitter.com/scj_info
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           http://jssf86.org/works1.html
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