第41回(香川)

本サイトは,年会開催当時の情報をそのまま掲載していますことをご了承の上,ご利用ください。

第41回年会への多数のご参加、ありがとうございました。

概要

日本科学教育学会第41回年会

プログラムに年会プログラムを公開しました。

1.年会テーマ:科学的に考える資質・能力を育成するアクティブ・ラーニング

2.日程:2017年8月29日(火)〜31日(木)(3日間)
★重要な期日についてはこちらもご覧ください

3.会場:サンポート高松
     (〒760-0019 香川県高松市サンポート2-1)
     http://www.sunport.or.jp/

4.主催:一般社団法人日本科学教育学会

5.連絡先:日本科学教育学会第41回年会実行委員会
〒761-0396
香川県松市林町2217-20
香川大学総合情報センター(工学部分室)
林 敏浩
E-mail:hayashi [at mark] eng.kagawa-u.ac.jp
※[at mark]は@に置き換えてください。

6.内容:次の内容を予定しています

(1)シンポジウム
テーマ:『科学教育とは何か』
趣 旨:
 日本科学教育学会は1977年に設立され,以来,科学教育についての研究が積み重ねられてきた.この間,海外ではDeSeCoによるキー・コンピテンシーの提示,アメリカのNRCによる全米科学教育スタンダードの作成などを通じて科学教育についての議論が進展し,日本でも数次にわたる学習指導要領改訂や,「科学技術の知のプロジェクト」などを通じて議論の進展があった.
 しかし科学教育の領域は,学校教育でいえば理科,数学,技術など多教科にまたがるものであり,また,環境教育など科学教育を必須の要素として含むいくつかの学際的教育が登場していること,さらには人間生活のあらゆる側面が科学なしで理解できなくなってきたことなど,科学教育のすそ野は広がっているが,その輪郭はむしろ不鮮明になっている観がある.
 科学への無関心が広がり続け,スペインの哲学者,オルテガ・イ・ガセットの言う「文明社会の野蛮人」(科学技術の産物をあたかも自然物であるかのようにみなし,科学技術の成果は享受するが,科学技術を生み出す努力やプロセスには無関心な人々)化が進行している現在,あらためて科学教育とは何かを問う必要があると思われる.
 そこで,科学教育という人間活動はどのような意義があるのか,科学教育が実現すべき社会像や人間像とは何なのか,そしてそのための科学教育,とりわけ必ずしも職業として科学や技術に携わるわけではない人々を対象とする初等中等教育や大学の教養教育ではどのような内容を扱うのが望ましいのか,科学教育に携わる人々は何をしべきかを議論するシンポジウムとする.
 まずは科学教育を外側から見ている人々に議論いただく場をもうけたい.そのため科学哲学・科学社会学,科学技術政策,教育学のそれぞれの立場から議論いただきたい.議論いただくパネリスト(予定)は下記のとおりである.

大阪大学全学教育推進機構准教授 中村征樹氏(科学技術社会論・科学技術史)
文部科学省 基礎研究推進室長 斉藤卓也氏(科学技術政策)
東京大学 大学発教育コンソーシアム機構特任助教 齊藤萌木氏(教育学)
東京大学 大学発教育コンソーシアム機構 協力研究員 堀公彦氏

(2)科学教育研究セミナー(招待講演)
2016年度学会賞「論文賞」受賞 山口悦司先生(神戸大学)
受賞論文:
山口悦司(神戸大学)・中新沙希子(神戸市立千鳥が丘小学校)・山本智一(兵庫教育大学)・稲垣成哲(神戸大学):「教員志望の大学生を対象としたアーギュメント・スキル教育プログラムのデザイン」科学教育37(2),pp.149-157,2013.

(3)課題研究発表

(4)一般研究発表

(5)インタラクティブセッション
ポスター発表もしくは実演紹介の形態で,研究内容についてインタラクティブにじっくりと語り合う場です.
※『科学教育研究レター』(No.231)では,インタラクティブセッションは29日(火)午後を予定しておりましたが,30日(水)午前に変更になりましたのでご注意ください.

(6)その他の企画:代議員総会,懇親会,国際ランチョン・ミーティング,若手ワークショップ,各種会合など
※年会のタイムテーブルは,2017年3月18日(土)の理事会以降に年会 Web サイトにて公開予定.