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** 日本学術会議ニュース・メール ** No.208 ** 2009/07/17 **
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◇ 報告「人と社会を支える機械工学に向けて」の公表 (ご報告)
◇ 平成21年度共同主催国際会議
「第14回国際生物無機化学会議」の開催(ご案内)
◇ 公開シンポジウム
「ダーウィン生誕200年記念シンポジウム ダーウィンを超えて
−21世紀の進化学」の開催(ご案内)
◇ 平成21年度共同主催国際会議
「第36回国際生理学会世界大会」の開催(ご案内)
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報告「人と社会を支える機械工学に向けて」の公表 (ご報告)
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機械工学委員会機械工学ディシプリン分科会は、報告「人と社会を支える機械工学に向けて」を公表いたしました。
機械工学は、近年その対象領域を大きく拡張し、情報、生命、あるいはナノテクノロジーなどを取り込みながら、より多様な機械システムを生み出し、深化と学融合による延伸を進めています。このような機械工学の知の著しい膨張と拡散の中、機械工学のアイデンティティと目的を改めて明らかにし、「人と社会を支える機械工学」への改革を進める必要があることから、以下の三点について報告いたしました。
(1)機械工学の固有の学術構造と役割の確認
(2)機械工学の発展の方向性と人材育成
(3) 機械工学あるいは工学コミュニティへの要請
報告全文は、日本学術会議HPの以下のURLで御覧いただけます。
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/index.html
【お問い合わせ先】
日本学術会議機械工学委員会機械工学ディシプリン分科会
委員長 笠木 伸英(東京大学大学院工学系研究科)
Tel:03−5841−6417
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公開シンポジウム
「ダーウィン生誕200年記念シンポジウム ダーウィンを超えて−21世紀の進化学」の開催(ご案内)
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2009年は、進化論を唱えたチャールズ・ダーウィン(Charles R. Darwin)の生誕200年にあたり、さらに、自然選択による進化論を展開した『種の起源』(初版1859年刊)の出版150周年にもあたる。
このため、日本学術会議進化・系統学分科会、ならびに日本進化学会、日本動物学会では、生物学・進化学におけるダーウィンの業績を称え、進化学の普及のために、中高生・一般向けに『ダーウィン生誕200年記念シンポジウムダーウィンを超えて −21世紀の進化学』を開催する。
◆日 時:平成21年8月22日(土)13:00〜17:00
◆場 所:東京大学安田講堂(文京区本郷7−3−1)
◆講 演:
○第一部 講演 21世紀の進化学の最前線とその教育
・「植物になる進化」井上勲
・「ダーウィンを超えて植物進化を解く」長谷部光泰
・「共生と生物進化」深津馬
・「脊索動物の起源と進化」佐藤矩行
・「ゲノムからみた脳・神経系の起源と進化」五條堀孝
・「危機から生まれた哺乳類:脳進化」岡田典弘
・「迅速な適応性:昆虫の学習と進化ゲーム」嶋田正和
・「中高生にどのように進化を教えるか?」中井咲織
○第二部 パネルディスカッション 進化教育と生物多様性条約の動き
進行:嶋田正和、中井咲織
パネラー:井上勲、長谷部光泰、深津武馬、佐藤矩行、五條堀孝、
岡田典弘、伊藤元己
【詳細・参加申込方法】
詳細については、以下のURL(公開シンポジウムHP)を御覧ください。
また、参加をご希望される場合は、同URLにて案内に従って申し込んでください。
http://www.darwin-200th.net/
【問い合わせ先】
日本学術会議事務局第二部担当 小川
Tel:03-3403-1091
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平成21年度共同主催国際会議
「第14回国際生物無機化学会議」の開催(ご案内)
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会議名称:「第14回国際生物無機化学会議」
会 期:7月25日(土)〜7月30日(木)[6日間]
場 所:名古屋国際会議場(愛知県名古屋市)
7月25日(土)より、日本学術会議が錯体化学会及び社団法人日本化学会と共同して開催する「第14回国際生物無機化学会議」が、以下の通り開催される予定です。
当国際会議では、「生命活動における金属イオンの役割」をメインテーマに、構造生物学、エネルギー代謝、物質代謝、電子伝達、小分子プローブによる生体可視化、生物無機化学と分光学、センサータンパク質と情報伝達等
をテーマとしたセッションが行われる予定であり、約38ヵ国・750名の研究者の参加が見込まれています。
また、一般市民を対象とした公開講座として、7月25日(土)に「生き物の中で働く金属」が開催されることとなっておりますので、関係者の皆様に周知いただくとともに、是非、御参加いただきますようお願いいたします。
○「生き物の中で働く金属」
◆日 時:平成21年7月25日(土) 14:00〜17:00
◆会 場:名古屋国際会議場 会議室224(2F)
(愛知県名古屋市熱田区熱田西町1番1号)
◆内 容:「生体と金属―生体に不可欠な元素―」
杉浦 幸雄 同志社女子大学薬学部教授
「花の色の不思議―青いバラへの挑戦―」
田中 良和 サントリー株式会社 植物科学研究所長
「金属無しでは生きられない」
桜井 弘 鈴鹿医療科学大学薬学部教授
※詳細は以下のホームページをご参照ください。
○国際会議公式ホームページ http://icbic14.chem.nagoya-u.ac.jp/
【問合せ先】日本学術会議事務局 国際会議担当
(Tel:03-3403-5731・i254@scj.go.jp)
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平成21年度共同主催国際会議「第36回国際生理学会世界大会」の開催(ご案内)
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会議名称:「第36回国際生理学会世界大会」
会 期:7月27日(月)〜8月1日(土)[6日間]
場 所:国立京都国際会館(京都府京都市)
7月27日(月)より、日本学術会議が日本生理学会と共同して開催する「第36回国際生理学会世界大会」が、以下の通り開催される予定です。
当国際会議では、「Function of Life: Elements and Integration(生体の機能:要素と統合)」をメインテーマに、生命要素とその統合機能の両面から機能生命科学を考えることを主題とし、10のメインテーマの題目(運動生理学、循環・呼吸生理学、内分泌生理学、再生生理学、発達生理学、神経生物学・神経科学、分泌・吸収生理学、分子・細胞生物学、ゲノム生理学、フィジオーム)と3つのその他の関連題目(比較生理学、生物多様性学、教育学)をテーマとしたシンポジウム、ワークショップ等が行われる予定であり、約72の国と地域・3,800名の研究者
の参加が見込まれています。
また、一般市民を対象とした公開講座として、8月1日(土)に「科学と生命・知・こころ」が開催されることとなっておりますので、関係者の皆様に周知いただくとともに、是非、御参加いただきますようお願いいたします。
○「科学と生命・知・こころ」
◆日 時:平成21年8月1日(土) 13:30〜16:00
◆会 場:国立京都国際会館 アネックスホール(1F)
(京都府京都市左京区岩倉大鷺町422番地)
◆内 容:「システムとしての生命」
北野 宏明(特定非営利活動法人システム・バイオロジー研究
機構会長)
「脳科学の最先端」
宮下 保司(東京大学大学院医学系研究科教授)
「身体の考古学:エピジェネティックスとiPS」
西川 伸一(理化学研究所発生・再生科学総合研究センター
副センター長)
「生命誌の中に生命の本質を探る」
中村 桂子(JT生命誌研究館館長)
【司会】
辻 篤子(朝日新聞論説委員)
宮田 満(日経BP 社医療局主任編集委員)
河野憲二(京都大学大学院医学研究科教授)
【趣旨】
第36回国際生理学会大会(第86回日本生理学会大会同時開催)は“Function of Life: Elements and Integration”すなわち、生体の階層性とその統合をメイン テーマとしている。階層の頂点には「こころ」があり、統合的生命科学を含めた科学と技術が、その「こころ」の理解と成長にどのように貢献していくのか、あるいは、
「こころ」を考える基盤として、生体の階層性をフレームワークとする統合生命科学が、どのような役割を果たしていくべきか、すなわち物質の集合からいかにして「こころ」が発生されるのかをどのように解き明かしていくのか、等を歴史観・生命観・生命誌・文化精神史の観点からの議論も含めた幅広い範囲での議論等を行う。
「科学と生命・知・こころ」という、一般市民の関心の高い分野について、識者の議論を中心とした一般市民向けの講座とする。
※詳細は以下のホームページをご参照ください。
○国際会議公式ホームページ http://www.iups2009.com/
【問合せ先】日本学術会議事務局 国際会議担当
(Tel:03-3403-5731・i254@scj.go.jp)
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学術情報誌『学術の動向』最新号はこちらから
http://www.h4.dion.ne.jp/~jssf/text/doukousp/index.html
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