日本学術会議ニュース・メール ** No.308

2011年8月8日(月)  カテゴリー: お知らせ

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** 日本学術会議ニュース・メール ** No.308 ** 2011/8/5
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◇ 日本学術会議主催 学術フォーラム「子どもにやさしい都市の実現に向けて
 」の開催について(ご案内)
◇ 公開シンポジウム「日本の生命科学が国民の健康に果たす役割」の開催に
 ついて(ご案内)
◇ 公開シンポジウム「いま、何故、心理学教育を高校に導入する必要がある
 のか?」の開催について(ご案内)
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 日本学術会議主催 学術フォーラム「子どもにやさしい都市の実現に向けて」
の開催について(ご案内)
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■日時:平成23年9月20日(土)13時00分〜17時00分
■会場:日本学術会議 講堂
■主旨:
   我が国の子どもの成育環境はきわめて厳しい状況にあります。子どもの
  身体能力、意欲の減退、孤独感・孤立感の増大等、心身の問題と成育環境
  との関係について、日本学術会議は課題別委員会「子どもを元気にする環
  境づくり戦略・政策検討委員会」の対外報告をはじめ、第一、二、三部に
  またがる5つの分野別委員会の合同分科会「子どもの成育環境分科会」に
  おいて提言を出してきました。
   その成果を踏まえ、又、東北関東大震災において子ども達がその困難な
  時を乗り越える力を獲得するための環境についても議論します。我が国に
  おいて子どもにやさしい国づくり、都市づくりの重要性を、広く国民に喚
  起することを目的として、学術フォーラムを開催します。
■プログラム(予定)【敬称略】
 開会挨拶・趣旨説明
       五十嵐 隆(東京大学大学院医学系研究科教授 日本学術会議会員)
第一部 講演会:子どもの成育環境の諸問題と展望(分科会活動の報告)
    成育空間について
仙田 満(放送大学教授、環境デザイン研究所会長 日本学術会議会員)
    成育方法について
内田 伸子(お茶の水女子大学客員教授 日本学術会議会員)
    成育時間について
  佐々木 宏子(鳴門教育大学名誉教授 日本学術会議連携会員)
    災害と子どもについて
  矢田 努
(愛知産業大学大学院造形学研究科教授 日本学術会議特任連携会員)
第二部 シンポジウム:子どもにやさしい都市の実現に向けて
進行説明
      木下 勇
(コーディネータ−、千葉大学園芸学部教授 日本学術会議連携会員)
   話題提供
小澤 紀美子(東海大学特任教授 日本学術会議連携会員)
  五十嵐 隆(前出)
  藤原 朋子
(内閣府政策統括官(共生社会政策担当)付参事官(少子化対策担当)
熊谷 俊人(千葉市長)
討論 質疑応答・まとめ
■参加費:無料
■申込 : Web(申込フォーム)によりお申込み下さい。
  URL:https://form.cao.go.jp/scj/opinion-0003.html
■申込、参加に関する問い合わせ先
   日本学術会議事務局企画課学術フォーラム担当
     〒106-8555東京都港区六本木7-22-34
     TEL: 03-3403-6295/FAX: 03-3403-1260
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 公開シンポジウム「日本の生命科学が国民の健康に果たす役割」の開催に
ついて(ご案内)
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 地震・津波という天がもたらした災い、そして原子力発電所で引き続いて
起こった人がもたらした災い。日本で起こった「3.11」として語り継が
れる未曾有の災いは、日本と世界の現在と未来のあり方に大きな衝撃を与え
ています。総人口が70億に達するという世界は、地球温暖化・エネルギー
危機・食糧危機・感染症と難病・環境破壊と、難問を抱えたままで、私たち
に解決の糸口は掴めていません。しかし、そのような山積する難問への真の
対応には、生命科学を始めとした「科学」という力がどうしても必要です。
 日本学術会議第二部会は熊本大学との共催で、生命科学の各領域を代表す
る科学者が一堂に会するシンポジウムを「水と森の都」熊本市で開催します。
日本という「足元」で「日本の生命科学」が「日本国民の健康」に果たすべ
き役割、そして世界が抱える難問への対応について「日本の科学者」の展望
や提言を基に、多くの市民の皆様とともに考えたいと思います。
◆日時:平成23年8月27日(土)12:45〜16:10
◆場所:くまもと県民交流館 パレア(熊本市手取本町8番9号)
◆次第:
 1.開会挨拶 広渡清吾(日本学術会議会長、専修大学法学部教授)
        谷口 功(日本学術会議連携会員、熊本大学長)
 2.基調講演 「レトロウイルス感染症:日本と世界」
         高月 清(熊本大学名誉教授)
 3.講演   「日本のライフサイエンスのマスタープラン」
         浅島 誠(日本学術会議第二部部長、産業技術総合研究所
              フェロー兼幹細胞工学研究センター長)
        「食品の安全と国民の健康」
         唐木 英明 (日本学術会議副会長、東京大学名誉教授)
     「さとやま:生物多様性と生態系模様」
     鷲谷 いづみ(日本学術会議第二部会員、
東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
        「社会システムとしての医療の将来像」
          桐野 高明(日本学術会議第二部会員、
国立国際医療研究センター総長)
        「放射線被ばくと健康」
          大野 和子(日本学術会議特任連携会員、
京都医療科学大学教授)
        「新興感染症と国民の健康」
          満屋 裕明(日本学術会議第二部会員、
熊本大学大学院生命科学研究部教授)
        「生体肝移植の最前線」
          猪股 裕紀洋(熊本大学医学部附属病院長・移植外科教授)
   4.閉会の挨拶 満屋 裕明(日本学術会議第二部会員、
熊本大学大学院生命科学研究部教授)
  ※参加無料、定員250名
  詳細については、以下のURLを御覧ください。
http://www.kumamoto-u.ac.jp/whatsnew/event/event1389.html
◆問い合わせ先:熊本大学マーケティング推進部研究推進ユニット
        〒860-8555 熊本市黒髪2丁目39−1
        TEL:096−342−3242
        FAX:096−342−3149
        e-mail:gjk-somu@jimu.kumamoto-u.ac.jp
  日本学術会議事務局第二部担当 木田、相原
  Tel:03-3403-1091
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公開シンポジウム「いま、何故、心理学教育を高校に導入する必要があるの
か?」の開催について(ご案内)
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◆日 時:平成23年8月20日(土)13:00〜15:00
◆場 所:東京大学アドミニストレーション棟3階学術交流ホール
     (東京都目黒区駒場3−8−1)
◆主 催:日本学術会議心理学・教育学委員会、心理学教育プログラム検討分科会
◆趣 旨:
   日本学術会議心理学教育プログラム検討分科会は、2008年対外報告
  「学士課程における心理学教育の質的向上とキャリアパスに向けて」を公
  表した。その中で「心の科学の理解に資する学校教育の教科科目として、
  将来的には心理学を中等教育に導入し、人間理解や問題解決のための心の
  科学を教えることは意義がある(以下略)」と提言している。すでに欧米
  諸国では、中等学校の教科科目に心理学が導入されており、欧米の心理学
  会では高校における心理学科目の標準カリキュラムを策定し、心理学担当
  の教員を対象に、新しい心理学の動向に基づいたリカレント教育を毎年実
  施している。
   他方、我が国の心理学に対する関心は、非常に高いものがあるにも関わ
  らず、特定の専門領域の心理学がイクオール心理学だという認識が、一般
  に流布している点は、インタナショナルに展開している学問領域として憂
  慮すべきものがある。本年度から公益社団法人化した日本心理学会は、心
  理学に関する科学的な証拠に基づく知識・技術の一般への啓発に努めるこ
  とを、事業の1つの目的にしている。さらに、心理学教育が、大学以後で
  しかなされない現状を改善するため、現代心理学を中等学校の生徒に普及
  することを足がかりに、広く一般に心理学を普及させる事業の展開を毎年
  企画している。その一環として、今回、日本学術会議の心理学教育プログ
  ラム検討分科会と共催による本シンポジウムを、本年度の事業計画として
  組込んだ次第である。
◆プログラム【敬称略】
 ○司会
   内田伸子(日本学術会議会員、心理学教育学プログラム検討分科会委員、
        お茶の水女子大学客員教授)
 ○話題提供者
   仁平義明(日本学術会議連携会員、心理学教育学プログラム検討分科会
        委員、白鴎大学教授)
  「日米比較から見た我が国の心理学教育の問題点」
   無藤 隆(日本学術会議連携会員、心理学教育学プログラム検討分科会
        委員、白梅学園大学教授)
  「中等教育における心理学教育の可能性」
   市川伸一(日本学術会議連携会員、心理学教育学プログラム検討分科会
        委員、東京大学教授)
  「認知心理学を学習方法の改善に生かす」
   池田まさみ(お茶の水女子大学特任准教授)
  「中高の心理学出前授業から見た中高生の心理学理解の在り方」
   佐藤けい子(埼玉県立川越高校教諭)
  「高校生に対する心理学教育の導入によりどのような効果があるか」
   今井一宏(同志社国際中学・高等学校教頭)
  「高校生に心理学教育を実践で思うこと」
 ○指定討論者
   利島 保(日本学術会議連携会員、心理学教育学プログラム検討分科会
        委員長、広島大学名誉教授)
   長谷川寿一(日本学術会議会員、心理学教育学プログラム検討分科会
         委員、東京大学教授)
 ○企画者
   利島 保、長谷川寿一、仁平義明、内田伸子、
   佐藤隆夫(日本学術会議連携会員、心理学教育学プログラム検討分科会
        副委員長、東京大学教授)
  詳細については、以下のURL(日本学術会議HP)を御覧ください。
    http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf/130-s-1-1.pdf
 【お申し込み】
  お申込はE-mail、Fax、往復はがきで、参加希望日・シンポジウム名を明記
の上、住所・氏名・年齢と、日本心理学会会員の方は会員番号、認定心理士
 の方は認定番号をお知らせください(E-mailでの申込時は、件名に希望日・
 シンポジウム名をご記入ください)。
   公益社団法人日本心理学会
   〒113-0033 東京都文京区本郷5-23-13 田村ビル内
   Tel: 03-3814-3953 Fax: 03-3814-3954
   E-mail: jpa-event@psych.or.jp
   URL: http://www.psych.or.jp
【問い合わせ先】
  日本学術会議第一部担当 小林(TEL 03-3403-5706)
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