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** 日本学術会議ニュース・メール ** No.313-1 ** 2011/9/9
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◇ 日本学術会議からの政府・社会に対する提言の公表について
◇ 平成26年度共同主催国際会議の募集について(お知らせ)
◇ 平成23年度共同主催国際会議「CIGR(国際農業工学会)国際シンポジウム
2011持続的生物生産−水、エネルギー、食料−」の開催について(ご案内)
◇ 公開シンポジウム「原発災害をめぐる科学者の社会的責任――科学と科学を
超えるもの」の開催について(ご案内)
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日本学術会議からの政府・社会に対する提言の公表について
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日本学術会議は、会則第2条に基づき表出する政府及び関係機関等への提言と
して、以下の提言を公表しました。
○提言「持続可能社会における国土・地域の再生戦略」
(土木工学・建築学委員会・国土と環境分科会)
○提言「気候変動下における水・土砂災害適応策の深化に向けて」
(土木工学・建築学委員会・地球環境の変化に伴う水害・土砂災害への対応分科会)
上記提言等は次のURLからご覧になれます。
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-21-t133-1.pdf
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-21-t130-9.pdf
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平成26年度共同主催国際会議の募集について(お知らせ)
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日本学術会議では昭和28年度以降、国内で開催され、学術研究団体が主催する
国際会議のうち、「学問的意義が高く」、「科学的諸問題の解決を促進する」等、
特に重要と認められる国際会議について、共同主催を行うことにより、学術研究
団体への支援・協力を行っています。
※平成23年10月3日(月)〜11月30日(水)まで、平成26(2014)年度に
開催される国際会議を対象に共同主催の募集を行います。
詳細についてはこちらをご覧ください。
http://www.scj.go.jp/ja/int/kaisai/entry.html
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平成23年度共同主催国際会議「CIGR(国際農業工学会)国際シンポジウム2011
持続的生物生産−水、エネルギー、食料−」の開催について(ご案内)
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会 期:平成23年9月19日(月)〜23日(金)[5日間]
場 所:タワーホール船堀(東京都江戸川区)
日本学術会議と日本農業工学会が共同主催する「CIGR(国際農業工学会)国
際シンポジウム2011 持続的生物生産−水、エネルギー、食料−」が、9月19日
(月)より、タワーホール船堀で開催されます。
当国際会議では、「持続的生物生産−水、エネルギー、食料」をメインテーマ
に、持続的生物生産のための農業生産環境の評価・解明・利用、人類に不可欠な
安全・安心で高品質な食料生産の増強等を主要題目として、研究発表と討論が行
われることとなっており、約30ヵ国から300名を越える研究者の参加が見込まれて
います。
また、一般市民を対象とした公開講座として、9月19日(月)に「科学技術・情
報の国民への還元−農業環境工学−」、20日(火)に「Greenhouse Production in
US : Status, Challenges, and Opportunities(英語講演:通訳付き)」、22日
(木)に「放射能と農産物等の安全」が開催されることとなっておりますので、
関係者の皆様に周知いただくとともに、是非、御参加いただけますようお願いいた
します。
CIGR(国際農業工学会)国際シンポジウム2011
持続的生物生産−水、エネルギー、食料−
市民公開講座 【科学技術・情報の国民への還元−農業環境工学−】
日 時:平成23年9月19日(月)13:30〜16:30
会 場:タワーホール船堀(5階 小ホール)
講 演:最近の気象・気候−異常気象・台風・黄砂など−
真木 太一(筑波大学 北アフリカ研究センター客員教授、九州大学名誉教授)
他5件
市民公開講座
【Greenhouse Production in US : Status, Challenges, and Opportunities】
日 時:平成23年9月20日(火)15:30〜17:00
会 場:タワーホール船堀(4階 大ホール)
講 演:Murat Kacira, PhD, Associate Professor,
Department of Agricultural and Biosystems Engineering,
College of Agriculture and Life Sciences, University of Arizona
(通訳付き)
市民公開講座 【放射能と農産物等の安全】
日 時:平成23年9月22日(木)10:00〜12:00、13:00〜17:00
会 場:タワーホール船堀(4階 大ホール)
講 演:放射能はどのように空気中を移動したか
−放射能影響予測による拡散・沈着−
真木 太一(筑波大学 北アフリカ研究センター客員教授、九州大学名誉教授)
他7件
※詳細は以下のホームページをご参照ください。
○国際会議公式ホームページ( http://www.cigr2011.org/j/index.html )
○市民公開講座ホームページ(学術会議HP)
( http://www.scj.go.jp/ja/int/kaisai/pdf/110919.pdf )
【問合せ先】日本学術会議事務局参事官(国際業務担当)付国際会議担当
(Tel:03−3403−5731、Mail: i254@scj.go.jp )
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公開シンポジウム「原発災害をめぐる科学者の社会的責任――科学と科学を
超えるもの」の開催について(ご案内)
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◆日 時 平成23年9月18日(日)13:00〜17:00
◆場 所 東京大学法文2号館1番大教室(東京都文京区本郷7−3−1)
◆主 催 日本学術会議哲学委員会・日本哲学系諸学会連合・
日本宗教研究諸学会連合
◆趣 旨
東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故、それに続く深刻な放射
能汚染や健康被害について、一般社会からは情報発信や説明責任の不十分さ、
不適切さが厳しく批判されている。日本の科学者・学界は、これらの問題に
適切な判断を下し、十分な情報提供を行い、社会的責任を果たしてきたと言
えるであろうか。そもそも関連する諸科学は、原子力発電にともなうさまざ
まなリスクを、あらかじめ適切に評価・予測し、十全な対策を提示すること
が可能なのだろうか。科学によって問うことはできるが、科学だけでは答え
を出すことができない、いわゆる「トランス・サイエンス」の領域が急速に
拡大し、複雑化しているのが、現代の最先端の知が直面している大きな課題
である。このたびの福島第一原発災害の問題は、まさにそのような正負両面
をもつ巨大な科学知・技術知の力を、どのようにしてコントロールすべきか
という難問を、人文・社会科学を含むすべての科学者に強く投げかけている。
だとすれば、今こそこの困難な課題に対して、さまざまな学問諸領域の専門
知を総動員し、何をなすべきか、何をなしうるかを議論し合い、共通理解を
深めるべき時ではないだろうか。
このような状況を踏まえ、日本学術会議哲学委員会では、自然科学系と人
文学系の双方の専門家をパネリストに迎え、原発災害をめぐる領域横断的な
コミュニケーションの場を設け、「科学と科学を超えるもの」についての問
題意識を共有するとともに、原発災害に関わる科学者の社会的責任を見つめ
直すためのシンポジウムを企画した。学問的に正確な知識・情報を的確かつ
十全に市民に公開・伝達するという「学術と生活世界を媒介する」活動を科
学者全般の重大な責務としてとらえ、深く問い直すための機会となれば幸い
である。
◆次 第
司会 金井淑子(立正大学文学部/倫理学)
13:00〜13:10 開会挨拶
野家啓一(東北大学理事、日本学術会議哲学委員会委員長/哲学)
13:10〜15:10 報 告(各パネリスト20分)
唐木英明(元東京大学アイソトープ総合センター長・獣医薬理学)
小林傳司(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター/
科学哲学、科学技術社会論)
押川正毅(東京大学物性研究所/理論物理学)
鬼頭秀一(東京大学新領域創成科学研究科/環境倫理学)
島薗 進(東京大学人文社会系研究科/宗教学)
15:10〜15:30 休 憩
15:30〜16:50 全体討議
16:50〜17:00 閉会挨拶
丸井 浩(東京大学人文社会系研究科、哲学委員会副委員長/
インド哲学)
詳細については、以下のURL(日本学術会議HP)を御覧ください。
http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf/133-s-1-2.pdf
【問い合わせ先】
日本学術会議事務局第一部担当 小林(TEL 03-3403-5706)
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学術情報誌『学術の動向』最新号はこちらから
http://www.h4.dion.ne.jp/~jssf/text/doukousp/index.html
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