** 日本学術会議ニュース・メール ** No.421 ** 2013/10/25
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サイエンスアゴラ2013におけるシンポジウムの開催について
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■開催趣旨:科学技術に関する国民の理解を深め、科学技術と社会の在り方に関
する議論を喚起するため、シンポジウムや講演会、ワークショップ
など、多様なセッションを同時開催することにより、科学技術政策
への国民参画の促進を視野に、広く科学技術に関わるコミュニケー
ション活動すべてを包含する「科学コミュニケーション・オール
ジャパン」を体現する場を提供することを目的とする。
■各セッション等概要:
【若者に発信する日本学術会議<知の航海>シリーズから】
開催日時:平成25年11月9日(土)13:00〜14:30
開催会場:日本科学未来館 7階 会議室2
定 員:84名(入退場自由)
開催概要: 日本学術会議は中学生・高校生の科学への関心を高めることを
ねらいとして、〈知の航海〉シリーズを企画してきた。この
セッションでは、執筆者3氏が登壇して、〈知の航海〉シリーズ
に込めたメッセージを披歴していただく。さらに来場者との交流
も含めて、科学者から若者に向けた発信の今日的意義について
理解を深めるとともに、シリーズの刊行による波及効果や意外な
副産物といった要素を含めて、多角的に意見交換を行う。
プログラム:
1.開会挨拶
家泰弘(日本学術会議副会長、東京大学物性研究所教授)
2.話題提供1
さとやま:生物多様性と生態系模様
鷲谷いづみ(日本学術会議第二部会員、
東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
3.話題提供2
ロボット創造学入門
広瀬茂男(日本学術会議連携会員、
東京工業大学機械宇宙システム専攻教授)
4.話題提供3
理系女子的生き方のススメ
美馬のゆり(公立はこだて未来大学情報アーキテクチャ学科教授)
5.パネル討論
パネリスト:鷲谷いずみ、広瀬茂男、美馬のゆり
コーディネーター:
生源寺眞一(日本学術会議第二部会員、
名古屋大学大学院生命農学研究科教授)
【高校で学ぶべき「サイエンス」とは何か】
開催日時:平成25年11月9日(土) 15:30〜17:00
開催会場:日本科学未来館7階 みらいCANホール
定 員:300名(予定)
開催概要: 国民の科学技術リテラシーの育成、理工系人材の確保や浮きこぼれ
る科学好き生徒のフォローアップはこのままでよいのだろうか。
本シンポジウムでは、日本の中等教育が抱える課題の解決に向けて、
日本学術会議をはじめ関係機関・団体が横断的に議論を始めるための
キックオフイベントである。次期学習指導要領改訂に向けて、普通科
高校生全員必修の高校理科共通科目の可能性とその中身について多角
的に議論したい。
文系の高校生にとっても魅力的かつエッセンシャルズな「サイエンス」
とは?科学技術立国として必要な科学力とは?今回は特に、東日本大
震災と福島原発事故を再考し、防災教育としての地学分野および放射
線やエネルギーに関する物理分野をも含む国民全員にとって必要不可
欠なサイエンス・リテラシーとは何か、さらに、それをいつどのよう
に修得させていくのかを検討する予定である。
プログラム:
1.主催者あいさつ
柴田徳思(日本学術会議連携会員、
公益社団法人日本アイソトープ協会常務理事)
2.講演
田代直幸(文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官)
小川正賢(東京理科大科学教育研究科教授)
3.パネルディスカッション
パネリスト:田代直幸、小川正賢、
宮嶋 敏(埼玉県立深谷第一高等学校教諭)、
下山佳那子(筑波大学大学院図書館情報メディア
研究科博士後期課程2年)、
渡辺政隆(日本学術会議連携会員、筑波大学教授)
モデレーター:縣秀彦(自然科学研究機構国立天文台准教授、
日本サイエンスコミュニケーション協会副会長)
【科学・技術でわかること、わからないことPart3
―インフラクライシスと大規模災害―】
開催日時:平成25年11月9日(土)15:30〜17:00
開催場所:日本科学未来館 7階 会議室2
定 員:84名(入退場自由)
開催概要: 東日本大震災は、わが国のインフラの脆弱性を露呈したが、首都圏
の直下型大地震や東海・東南海・南海大地震の発生が予想されている
中で、様々なインフラの老朽化による事故が目立ち始めている。最近
では、2012年12月に発生した笹子トンネル天井の崩落事故で、9名の
人命が失われた。高度成長期に集中整備されてきたわが国のインフラは、
今後20年以内に建築後50年以上を経過するものが50%を超えようとし
ている。加えて、建築当時の耐震基準は現在と比べてかなり低く見積
もられていたことから、大規模災害に直面した場合には、危機的状態
を迎えることが危惧されている。現在のインフラを適切に維持・管理し、
長寿命化を図ることが必須であるが、維持管理のための費用や技術、
また技術を担う人材の不足が、それを難しくしているとの意見もある。
大規模災害に備え、インフラクライシスを乗り越えるために、現状では
どの様な方策がとられているのか、またどのような対策がとられるべき
かを様々な視点から議論する。
プログラム:
1.開会
2.話題提供1
南海トラフ巨大地震の現状と展望 ― 観測、リアルタイム
モニタリングならびにシミュレーションの総合研究 ―
金田義行(海洋研究開発機構地震津波・防災研究プロジェクト
リーダー)
3.話題提供2
安全を基本から考える―安全思想の提案―
向殿政男(日本学術会議連携会員、明治大学名誉教授)
4.話題提供3
都市インフラを考える―笹子トンネル事故から学ぶもの―
齋藤宏保(中部大学教授、元NHK解説主幹)
5.パネル討論
パネリスト:柴田徳思、金田義行、向殿政男、齋藤宏保
コーディネーター:室伏きみ子(日本学術会議第二部会員、
お茶の水女子大学名誉教授/寄附研究部門教授)
6.閉会挨拶
柴田徳思(日本学術会議連携会員、
公益社団法人日本アイソトープ協会常務理事)
【「地球に生きる素養」って何? 対話で考える、私と地球の付き合い方〜】
開催日時:平成25年11月9日(土)15:30〜17:00
開催場所:産業技術総合研究所臨海副都心センター別館11階 多目的室
定 員:40名(入退場自由)
開催概要:地震、津波、豪雨、竜巻―地球の活動は、時に様々な災害をもたらし
ます。それら自然の影響の中で、上手に自分達の身を守って暮らす
ための知を、ここでは「地球に生きる素養」と名づけました。本企画は、
どんな素養を身につけるべきか、「答え」を示すものではありません。
住む土地や家族構成や仕事など、一人一人異なる生活に合った「私に
とっての地球に生きる素養」とは何か、皆で考えるものです。様々な
視点から地球を見つめる研究者達が話題提供を行った後、参加者と共に
テーブルに座り、「地球に生きる素養」について話し合います。
プログラム:
1.対話集会の趣旨
北里 洋(日本学術会議第三部会員、独立行政法人海洋研究開
発機構海洋・極限環境生物圏領域領域長)
2.話題提供(MC 高橋 可江)
・鵜川元雄(日本大学文理学部教授、火山学)
「私と火山の付き合い方」
・岩谷忠幸(気象キャスターネットワーク、気象予報士)
「私と気象災害の付き合い方」
・入倉孝次郎(日本学術会議連携会員、京都大学名誉教授、地震学)
「私と地震との付き合い方」
3.グループディスカッション:あなたと地球の付き合い方
対話パートナー
・話題提供者3名
・社会貢献分科会委員
西 弘嗣(日本学術会議連携会員、東北大学教授、地質学)他
4.まとめと共有:私たちにとって地球に生きる素養とは?
【若手研究者たちと考える、君達の、そして日本の未来】
開催日時:平成25年11月9日(土)13:00〜14:30
開催場所:東京国際交流館4階 会議室
定 員:60名(入退場自由)
開催概要: 日本学術会議若手アカデミーでは、次世代を担う科学・技術関係人材
を育成するため、青少年の科学・技術への興味・関心を喚起し、科学・
技術に親しみ学ぶことが出来る場を提供すること、また国民と科学・技
術に関わる者が直接対話する双方向のコミュニケーションを実現し、
国民の声を国の研究開発に反映すること等を目的とした活動を行っている。
サイエンスアゴラ2013において、様々な最先端科学・技術分野の若手
科学者と高校生・大学生らが、生命科学や先端医療、情報化社会や防災
など、現代社会に欠かせないキーワード(例えば2050年に必要と考えら
れる科学・技術)をテーマにブレーンストーミングを行う。参加者に
科学者を身近に感じてもらうとともに、議論の面白さ、アイデアが研究
に形づくられる過程を体験してもらうことを狙いとしている。
プログラム:
1.開会挨拶
駒井 章治(日本学術会議特任連携会員、
奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科准教授)
2.グループ討論
若手アカデミー委員+部外からの研究者(参加者を呼びかけ)を
3人一組にして4グループ程度作る。各グループに参加した
高校生などを15名前後入れ、あらかじめ決めておいたテーマ
(生命科学や先端医療など)についてディスカッションを行う。
テーマの大枠は、「君たちの、そして日本の未来」とし、若手
科学者の側から、ごく簡単にテーマについての説明と、簡単な
自己紹介・研究内容の紹介のあと、参加者とのディスカッション
を実施する。
若手科学者側の参加者:狩野光伸(日本学術会議特任連携会員、
岡山大学医歯薬学総合研究科教授)、
田中由浩(日本学術会議特任連携会員、
名古屋工業大学大学院工学研究科助教)、
ほか
3.討論結果報告
各グループで取りまとめた内容を全体に報告する。
4.閉会挨拶
狩野光伸
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添付ファイル付メールの自動暗号化について
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