日本学術会議ニュース・メール ** No.825(2022/12/9)

2022年12月26日(月)  カテゴリー: お知らせ

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** 日本学術会議ニュース・メール ** No.825** 2022/12/9
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1.【ご連絡依頼】日本学術会議からのメールを受信できない会員・連携会員
 について
2.【開催案内】公開シンポジウム
 「情報学シンポジウム-量子コンピューティングの展開-」
3.【採用情報】学術調査員(非常勤)(国際)の募集を開始しました。
4.【お知らせ】学術関係者・シンクタンク研究員等を標的としたサイバー攻
 撃について(注意喚起)
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【御連絡依頼】日本学術会議からのメールを受信できない会員・連携会員
について
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会員・連携会員 各位

 この度、日本学術会議事務局からの電子メールが届いていない会員・連携会
員がいらっしゃるとのご連絡をいただきました。
 現在、次期の改選に向けて、日本学術会議事務局から会員・連携会員に各種
依頼等をご連絡しているところです。
 本ニュースメールをご覧の先生の周辺の方に、日本学術会議事務局からの電
子メールが届いていない会員・連携会員がいらっしゃいましたら、改選に係る
各種の依頼等が届いていない恐れがありますので、以下の連絡先までその会員
・連携会員のお名前をご連絡くださいますよう、よろしくお願いします。

<本件連絡先>
 日本学術会議事務局企画課選考係  赤司、白石
 Tel; 03- 3403- 1081(直)
 Mail; scj-senkou@cao.go.jp
 
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【開催案内】公開シンポジウム
 「情報学シンポジウム-量子コンピューティングの展開-」
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【日時】令和5(2023)年1月23日(月) 13:00~17:00
【場所】オンライン開催
【主催】日本学術会議情報学委員会
【共催】(予定)一般社団法人情報処理学会、一般社団法人電子情報通信学会、
    一般社団法人映像情報メディア学会、大学ICT推進協議会(AXIES)
【開催目的】
 第1部では、文部科学省、米国NSF等から招待講演者をお招きし、情報学分
野の最近の研究戦略に関して講演をいただき、2023年の科学政策の戦略的なポ
イントのメッセージを聞く貴重な機会とする。NSFのTIPは新設された部署であ
り、関心も大きい。
 第2部では、量子コンピューティングに関して、情報科学の側面からの話題
を取り上げた紹介を行う。伝統的な計算基盤を超越するといわれる量子コンピ
ューティングについて、研究開発活動が活性化してきている。基盤となるハー
ドウエアへの取組に加えて、その上のソフトウエア、アルゴリズムの取組も進
行している。量子コンピューティングが、新しい情報科学を開く期待も大きい。
 一方、情報科学分野全体の中では、量子コンピューティングを身近に感じる
ほどの十分な浸透がない。今回のシンポジウムでは、量子コンピューティング
の展開を取り上げ、全体を俯瞰するとともに、量子ソフトウエア、量子機械学
習、実用化へ向けた展望について取り上げて、情報科学コミュニティの中でそ
の知見を共有することを目指す。
【プログラム】
 https://www.scj.go.jp/ja/event/2023/333-s-0123.html
【参加費】無料
【申込み】要・事前申込み
 参加を希望される方は、以下のフォームに必要事項をご入力の上、送信して
ください。
 https://sites.google.com/view/scj-i/情報学シンポジウム
【問い合わせ先】
 情報学シンポジウム事務局:https://forms.gle/zF4gwXzrZ6uDeZVE6

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【採用情報】学術調査員(非常勤)(国際)の募集を開始しました。
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【採用内容】
 職名:内閣府 日本学術会議事務局 上席学術調査員又は学術調査員(非常勤)
 採用予定者数:若干名
 採用予定日:令和5年2月以降(予定)(時期については応相談)

【業務内容】
(1) 日本学術会議が加盟する国際学術会議(ISC)やIAP(InterAcademy
 Partnership)等の国際学術団体や各国アカデミーに関する横断的な調査分析、
 資料作成及び連絡調整
(2) 日本学術会議が毎年度主催している「持続可能な社会のための科学と技術
 に関する国際会議」に関する支援業務
(3) 日本学術会議が事務局の一翼を担うFuture Earthプログラムに関する調査
 分析及び関係機関との連絡調整
(4) 上記以外で、日本学術会議が国際学術交流事業を実施する上で必要となる
 調査分析、資料作成及び連絡調整等

【勤務条件】
 勤務地:東京都港区六本木7-22-34
 勤務時間:週3日程度(応相談)
      1日5時間45分(10:00~12:00;13:30~17:15)
      年次休暇は非常勤国家公務員の規程により付与
 任期:令和6年3月31日まで(勤務状況によっては延長もあり)
 給与:上席学術調査員:日額15,100円又は18,200円
    学術調査員:日額12,400円
    (資格、経験等によりいずれか)
 賞与・昇給・交通費無し
 ※上記の金額は、法律等の改正及び施行に伴って変更する場合がありますの
 で、ご承知おきください。
 
【応募書類受付締切日】
 令和5年1月4日(水)必着
 〒106-8555 東京都港区六本木7-22-34
 内閣府 日本学術会議事務局参事官(国際業務担当)室

【募集要項】
 https://www8.cao.go.jp/jinji/saiyo/sonota/20221205_scj.pdf

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【お知らせ】学術関係者・シンクタンク研究員等を標的としたサイバー攻撃に
 ついて(注意喚起)
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 警視庁サイバー警察局及び内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)は
連名で「学術関係者・シンクタンク研究員等を標的としたサイバー攻撃につい
て(注意喚起)」についてご連絡がございましたので、お知らせいたします。
詳細は下記URL(PDF)をご参照願います。
 https://www.nisc.go.jp/pdf/press/20221130NISC_press.pdf
 https://www.nisc.go.jp/pdf/press/20221130NISC_gaiyou.pdf

 学術関係者、シンクタンク研究員を始めとする皆様におかれましては、この
ような組織的なサイバー攻撃が実施されていることに関して認識を高く持って
いただくとともに、注意喚起の内容に示す事項を参考に、適切にセキュリティ
対策を講じていただくようお願いいたします。併せて、不審な動き等を検知し
た際には、速やかに警察又は内閣サイバーセキュリティセンターに情報提供い
ただきますよう、重ねてお願いいたします。

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日本学術会議YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCV49_ycWmnfhNV2jgePY4Cw
日本学術会議公式Twitter

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           http://jssf86.org/works1.html
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日本学術会議の在り方についての方針

2022年12月7日(水)  カテゴリー: お知らせ

過日、会長談話において日本学術会議のあり方に関する政府方針をめぐる報道について所感をお伝えしたところですが、本日、下記の通り後藤経済財政政策担当大臣(日本学術会議担当)より、政府方針について公表されました。
本件については、12月8日および21日に開催する日本学術会議総会において、政府より説明を受けた上で審議を行い、本会議としての考え方の取りまとめを行う予定です。皆様にもそれをお伝えいたしますが、先般の会長談話でも申し上げた通り、日本の学術のあり方に関わる重要問題であることから、各学協会におかれましても学術の健全な発展のための議論を進めていただきますようにお願いいたします。

日本学術会議会長 梶田隆章

日本学術会議の在り方についての方針

令和4年12月6日
内 閣 府

 日本学術会議の在り方については、「日本学術会議のより良い役割発揮に向けて」(令和3年4月22日日本学術会議)、「日本学術会議の在り方に関する政策討議取りまとめ」(令和4年1月21日総合科学技術・イノベーション会議有識者議員懇談会)等を踏まえ、日本学術会議が国民から理解され信頼される存在であり続けるためにはどのような役割・機能が発揮されるべきかという観点から検討を進めてきた。

グローバル社会が直面している地球規模の課題や新興技術と社会との関係に関する課題など、政策立案に科学的な知見を取り入れていく必要性はこれまで以上に高まってきており、政策判断を担う政府等に対して科学的知見を提供することが期待されている日本学術会議には、政府等と問題意識や時間軸等を共有しつつ、中長期的・俯瞰的分野横断的な課題に関する質の高い科学的助言を適時適切に発出することが求められている。
また、世界が直面する重要課題等に政府等と日本学術会議が連携を深めながら取り組んでいくことが、「科学技術立国」の実現や我が国の国際社会におけるプレゼンスの向上等のためには不可欠である。

このため、政府としても、政府等と問題意識や時間軸等を共有しつつ、中長期的・俯瞰的分野横断的な課題に関する時宜を得た質の高い科学的助言を行う機能等を抜本的に強化することとし、活動や運営の徹底した透明化・ガバナンス機能の迅速かつ徹底的な強化を図るため、国の機関として存置した上で、必要な措置を講じ、改革を加速するべきという結論に達した。

今後、本方針に基づき、下記の点を中心に日本学術会議の意見も聴きつつ、法制化に向けて具体的措置の検討、所要の作業等を進め、日本学術会議会員の任期も踏まえ、できるだけ早期に関連法案の国会提出を目指す。

学術及び科学技術力は我が国の国力の源泉であり、その世界最高水準への向上は、国民の幸福、国家及び人類の発展のためにも不可欠な基盤として、政府及び日本学術会議が協働して実現を果たしていくことが必要である。

日本学術会議においても、新たな組織に生まれかわる覚悟で抜本的な改革を断行することが必要である。

【科学的助言等】
1 政府等と問題意識や時間軸等を共有しつつ、中長期的・俯瞰的分野横断的な活動を適切に推進するとともに、国民 からの理解と支持の獲得や社会との対話の促進に資するため、「期」を超えた基本的な活動方針を策定すべきことと する。重点的に取り組む事項に加え、会員等に求める資質等も明らかにする。併せて、政府等と日本学術会議との連 携の強化・促進に必要な取組等の強化を図る。

2 科学的助言については、科学的助言等対応委員会等の機能を強化し、位置づけを明確化する。すべての学問分野に 開かれた日本学術会議の特徴をいかしつつ、政府等との問題意識・時間軸等の共有、レビュー、適時適切な情報発  信、フォローアップ等が、高い透明性・客観性の下で適切かつ確実に行われるよう措置する。

3 委員会・分科会等の在り方についての見直しを進め、多様な視点や俯瞰的な視野の確保、横断的な連携の促進を図 るとともに、重複の有無や機能的な運用にも留意しつつ、設置基準及び合理的な目安等を設定・公開する。

【会員等の選考・任命】
4 新たな学問分野・融合分野からの積極的な登用、分野・活動領域・年齢等のバランスの確保等に努めるとともに、 会員等には、個別分野の深い学識に加え、国際的な業績・評価、分野横断的な見識、異分野間の対話能力等が求めら れていることも明らかにする必要がある。日本学術会議においては、これらも踏まえ、選考に関する方針を策定す  る。

5 会員等以外による推薦などの第三者の参画など、高い透明性の下で厳格な選考プロセスが運用されるよう改革を進 めるとともに、国の機関であることも踏まえ、選考・推薦及び内閣総理大臣による任命が適正かつ円滑に行われるよ う必要な措置を講じる。

【活動の評価・検証等】
6 日本学術会議は独立して職務を行うことから、他の行政機関以上の徹底した透明性が求められる。外部評価対応委 員会の機能を強化し、構成及び権限、主要な評価プロセスを明確化すること等により、活動及び運営についての評  価・検証が透明かつ厳格に行われることを担保する。

【財政基盤の充実】
7 活動及び運営、支出などについて不断の見直しを行うことを前提に、日本学術会議に関する経費は、引き続き国庫 の負担とする。政府等と日本学術会議の連携の強化・促進に必要な取組等が現状のリソースで十分に行えないのであ れば、所要の追加的措置を検討する。

【改革のフォローアップ】
8 関連法の施行後3年及び6年を目途として、本方針に基づく日本学術会議の改革の進捗状況、活動や運営の状況等を 勘案しつつ、より良い機能発揮のための設置形態及び組織体制の在り方等について検討を加え、必要があると認めら れるときは、国とは別の法人格を有する独立した組織とすることも含め、最適の設置形態となるよう所要の措置を講 ずる。その際、会長・会員等の位置づけ、会員数、会員・連携会員の種別、任期等についても、検討することとす  る。
また、国とは別の法人格を有する独立した組織とする場合には、財政基盤の在り方等についても併せて検討し、新組 織が必要な活動を行いうるよう配慮するものとする。

日本学術会議ニュース・メール ** No.824(2022/12/2)

2022年12月7日(水)  カテゴリー: お知らせ

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** 日本学術会議ニュース・メール ** No.824** 2022/12/2
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【開催案内】日本学術振興会主催 ‐課題設定による先導的人文学・社会科学
研究推進事業シンポジウム‐
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【日時】令和4(2022)年12月15日(木) 13:30~16:30
【場所】オンライン開催
【主催】独立行政法人日本学術振興会
【開催目的】
 「課題設定による先導的人文学・社会科学研究推進事業」の事業内容及び本
 事業に採択された研究テーマの成果等を広く社会に発信することを通じ、人
 文学・社会科学分野の研究者等に対して本事業を周知するとともに、本事業
 に参画する研究者等の交流機会を創出する。また、本事業の「学術知共創プ
 ログラム」に関するパネルディスカッションを通じて本プログラムに係る理
 解促進を図り、もって人文学・社会科学に固有の本質的・根源的な問いを追
 究する研究を推進する。
【プログラム】
 https://www.jsps.go.jp/kadai/symposium/20221215-1.html
【参加費】無料
【申込み】要・事前申込み。
 参加を希望される方は、以下のフォームに必要事項をご入力の上、送信して
ください。
 https://online-conference.jp/jsps2022symposium/register
【問い合わせ先】
 メールアドレス:h-s@jsps.go.jp

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           http://jssf86.org/works1.html
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2022年度第5回研究会(九州・沖縄支部開催)

2022年12月5日(月)  カテゴリー: 研究会・支部
開催案内日程とプログラム論 文
テーマ未来をデザインする科学教育
主 催一般社団法人 日本科学教育学会
日 時2023年2月23日(木・祝) 10:00~16:30(予定)
会 場コンパルホール(対面開催)

〒870-0021大分県大分市府内町1丁目5番38号

アクセス(別サイトが開きます)

(支部役員会・支部総会はハイフレックスで開催します。)

対 象会員,教員,学生,社会人
参 加発表の有無にかかわらず参加できます。会員でない方もご参加いただけます。

参加費は無料です。

申込み先下記のフォームから発表・参加の申し込みをお願いします。

発表・参加申し込みURL:https://forms.gle/z4oZn6tXNSWwZ2tz6

参加申込締切: 2023年2月20日(月)

発表されない場合は,当日参加も可能です。

発表申込締切: 2023年1月14日(土)

発表申込・論文提出発表は,単名または連名発表者に1名以上の会員を含むことが条件となります。発表申し込み時に「入会申し込み」が完了していれば,会員として扱うこととします。

研究会研究報告の原稿執筆要項は学会ホームページをご参照ください。

〈URL: https://jsse.jp/1-3/115-2

研究会研究報告の原稿例も学会ホームページをご参照ください。

〈URL: https://jsse.jp/1-3/125-2

原稿投稿料の支払いと原稿の提出締切は,2023年2月3日(金)です。

次のウェブサイトから投稿してください。

https://jsse-kenkyukai-form.jp/

研究会情報のプルダウンメニューで「九州沖縄支部」を選んでください。

投稿完了メールは<info(atmark)jsse-kenkyukai-form.jp>より自動送信されます。このアドレスからのメールを受信できるように,あらかじめフィルタ設定等をご確認ください。アドレスの(atmark)の部分は@です。

原稿提出が指定の期日に遅れますと,投稿できなくなり,自動的に取り消しとなります。また,原稿投稿料が指定の期日に遅れますと,発表できませんので,ご注意ください。

会場のプロジェクター接続端子はHDMIです。変換コネクタ等は各自でご準備ください。

問い合わせ先2022年度第5回日本科学教育学会研究会・企画編集委員:中原 久志

〒870-1192 大分県大分市旦野原700番地 大分大学大学 教育学部

nakaharah(atmark)oita-u.ac.jp(中原 久志)

アドレスの(atmark)の部分は@です。

多数の方々のご参加をお待ちしております。

日本科学教育学会 九州沖縄支部長 牧野 治敏(大分大学)

 

◎ 日程とプログラム

こちらから日程とプログラムをダウンロードしてください。
プログラムに変更がございます。発表順が変更されている場合がございますので,
最新版をご確認ください(2023/2/9更新)。

◎ 論 文 

論文は研究会開催の2日前に,J-STAGE に公開されます。第5回研究会は,第37巻,第5号です。

日本学術会議会長談話「日本学術会議法改正に関わる今般の報道について」

2022年11月29日(火)  カテゴリー: お知らせ

会員、連携会員、協力学術研究団体 各位

平素より大変お世話になっております。
令和4年11月28日、日本学術会議会長談話「日本学術会議法改正に関わる今般の報道について」を公表いたしましたので、以下のとおり御報告いたします。

日本学術会議事務局

日本学術会議会長談話「日本学術会議法改正に関わる今般の報道について」

令和4年11月28日

11月23日早朝のNHKニュースにおいて、「日本学術会議改革で法改正へ 第三者委員会設置など明記 政府」という報道がなされました(※)。
日本学術会議のあり方をめぐる政府方針については、本年夏までに公表するとの意向が当時の小林鷹之科学技術担当大臣から表明されておりました。そのため、本年8月の本会議第185回臨時総会は、すでに政府方針が公表されているとの見通しのもと開催いたしましたが、残念ながらそれまでに公表されることはありませんでした。その後、本会議では、小林大臣の後任として日本学術会議を担当される山際大志郎前経済財政担当大臣および現在の担当の後藤茂之経済財政担当大臣に対し、早期の公表及び本会議への正式な説明をたびたび求めてまいりました。並行して、本来であれば10月に開催されるべき第186回総会を12月に延期し、政府方針の公表及び説明を受けたうえで、政府方針について本会議の考え方を取りまとめることとしておりました。しかるに、この間、本会議の度重なる要請にもかかわらず、本会議への説明の前に、このように唐突な形で来年の通常国会への「法改正」案の提出に言及する報道がなされたことに驚きを禁じえません。きわめて遺憾なことと言わなければなりません。
本会議はすでに令和3年4月の第182回総会において「日本学術会議のより良い役割発揮に向けて」を決定し、国際的に共通するナショナル・アカデミーの基本原則としての「5要件」を前提とした自主的な改革を進めてまいりました。仮に今回報道されたような法改正がなされた場合には、わが国の科学者の内外に対する代表機関としての日本学術会議の独立性の根幹に関わりかねないと懸念されます。
日本学術会議は、政府方針及び、仮に法改正を伴うのであればその法案の具体的内容の詳細を一刻も早く公表するとともに、12月8日に予定された総会の場などで本会議に対してしかるべき形で説明をされることを強く求めます。
日本の国民と学術界の全ての皆さんには、こうした状況に鑑み、学術の健全な発展のための議論を繰り広げていただくようにお願いいたします。

(※)https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221123/k10013900721000.html

日本学術会議ニュース・メール ** No.823(2022/11/25)

2022年11月29日(火)  カテゴリー: お知らせ

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** 日本学術会議ニュース・メール ** No.823** 2022/11/25
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1.【募集案内】共同主催国際会議の募集について(締切:11月30日)
2.【開催案内】公開シンポジウム
 「コロナ禍を踏まえた新たな国土形成計画の課題」
3.【開催案内】サイエンスカフェ
 「ワサビはなぜ辛い?-100万年の進化の謎に迫る」
4.【開催案内】サイエンスカフェ
 「アンチエイジング食品の可能性~食べて健康増進~」
5.【開催案内】サイエンスカフェ
 「植物のコミュニケーションの不思議と無農薬栽培への応用!」
6.【開催案内】オンラインシンポジウム
 「Researcher+シンポジウム2022~世界で活躍できる研究者育成プログラム
 の開発と普及~」
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【募集案内】共同主催国際会議の募集について(締切:11月30日)
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 日本学術会議では昭和28年度以降、学術研究団体が国内で開催する国際会議
のうち、「学問的意義が高く」、「科学的諸問題の解決を促進する」等、特に
重要と認められる国際会議について共同主催を行うことにより、学術研究団体
への支援・協力を行っています。

 令和6年度に開催される国際会議の募集は、11月30日(水)まで[期限厳守
・必着]となっております。
 ご応募をご検討の会議については、期限までの応募をお願いします。

 詳細についてはこちらをご覧ください。
 https://www.scj.go.jp/ja/int/kaisai/entry.html

 なお、要件は下記のとおりです。
(1)国際学術団体(母体団体)が、国際会議の日本開催を決定したものであるこ
と。
(2)関係分野に影響を与え学術の振興に寄与するものであること。
(3)開催期間中、市民公開講座など会議の成果を一般市民に還元するプログラ
ムを企画していること。
(4)登壇者や発表者等について、その性別に偏りがないよう努められているも
のであること。
(5)国外から10ヵ国・50名以上の参加が見込まれること。ただし、新しい
学術的課題や今後の展開が期待される萌芽的な研究領域に係る会議について
は、この限りではない。
※(5)のただし書きに相当する会議を申請する場合、申請書の「提出資料」欄
にある「その他の資料」として、以下2点を記載した書類を提出すること
(様式任意)。
・会議の意義(いかなる新しい学術的課題や今後展開が期待される萌芽的な
領域に係るものであるか)
・要件(5)(国外から10ヵ国・50名以上の参加が見込まれること)を満た
さない理由

※本件問い合わせ先:日本学術会議事務局 参事官(国際業務担当)付
 国際会議担当 
(TEL:03-3403-5731 Mail:scj.kokusaikaigi.h5j@cao.go.jp

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【開催案内】公開シンポジウム
 「コロナ禍を踏まえた新たな国土形成計画の課題」
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【日時】2022年12月23日(金)13:00~16:00
【場所】オンライン
【主催】日本学術会議地域研究委員会人文・経済地理学分科会
【開催趣旨】
 2022年7月に、「国土形成計画」(全国計画)の中間とりまとめが公表され
た。そこでは、「地域生活圏」、「スーパーメガリージョン」、「令和の産業
再配置」が、3つの柱として 取り上げられている。
 本シンポジウムでは、次期国土形成計画の3本柱について、人文・経済地理
学のこれまでの研究成果をもとに、それぞれの内容を検討するとともに、コロ
ナ禍を踏まえた国土のあるべき姿に関する議論を喚起し、新たな国土形成計画
のあり方を考えたい。
【プログラム】
 https://www.scj.go.jp/ja/event/2022/332-s-1223.html
【参加費】無料
【定員】300人
【申込み】要・事前申込み。
 参加をご希望の方は、以下より事前参加申込みをお願いします。
 https://forms.gle/ooymG7yPvdirrG5HA
【問い合わせ先】
 日本学術会議地域研究委員会人文・経済地理学分科会委員長 松原 宏
 メールアドレス: matubara@fpu.ac.jp

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【開催案内】サイエンスカフェ
 「ワサビはなぜ辛い?-100万年の進化の謎に迫る」
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【日時】2022年11月26日(土)18:00~19:30
【場所】オンライン
【主催】日本農芸化学会
【共催】日本学術会議農芸化学分科会
【参加費】無料
【定員】定員50名
【申込み】要・事前申込み
 参加申し込み先:
 https://www.jsbba.or.jp/science_edu/sci_cafe/event_sci_cafe_20221126.html
【講師等】
 挨拶:竹中 麻子さん(明治大学農学部・教授,日本学術会議連携会員)
 講師:山根 京子さん(岐阜大学応用生物科学部・准教授)
 司会:小池田 聡さん(天野エンザイム株式会社 イノベーションセンター長)

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【開催案内】サイエンスカフェ
 「アンチエイジング食品の可能性~食べて健康増進~」
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【日時】2022年12月3日(土)13:00~14:30
【場所】福岡市科学館4階交流室(1)
(福岡市科学館福岡市中央区六本松4-2-1)
【主催】日本農芸化学会
【共催】日本学術会議農芸化学分科会
【定員】15組(1組2名まで)
【申込み】要・事前申込み
 参加申し込み先:
 https://www.fukuokacity-kagakukan.jp/activity/2022/11/scafe1203.html
【講師等】
 講演:片倉 喜範さん(九州大学大学院農学研究院・教授)
 挨拶:本城 賢一さん(九州大学大学院農学研究院・准教授、日本農芸化学
           会広報委員)
 挨拶:丸山 明子さん(九州大学大学院農学研究院・准教授、日本学術会議
           連携会員)

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【開催案内】サイエンスカフェ
 「植物のコミュニケーションの不思議と無農薬栽培への応用!」
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【日時】2022年12月10日(土)14:00~16:00
【場所】東京大学農学部中島ホール(文京区弥生1-1-1 東京大学本郷地区弥生
    キャンパス フードサイエンス棟)
【主催】日本農芸化学会
【共催】日本学術会議農芸化学分科会
【参加費】500円
【定員】定員30名
【申込み】要・事前申込み
 参加申し込み先:
 https://www.jsbba.or.jp/science_edu/sci_cafe/event_sci_cafe_20221210.html
【講師等】
 司会:岡田 憲典さん(東京大学大学院農学生命科学研究科・准教授)
 講師:有村 源一郎さん(東京理科大学先進工学部生命システム工学科・教
            授)
 挨拶:西山 真さん(東京大学大学院農学生命科学研究科・教授、日本学術
          会議連携会員)

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【開催案内】オンラインシンポジウム
 「Researcher+シンポジウム2022~世界で活躍できる研究者育成プログラム
 の開発と普及~」
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【日時】2022年12月16日(金)13:30~17:00
【場所】オンライン開催(Zoomウェビナー)
【主催】国立研究開発法人科学技術振興機構
【後援】文部科学省
【開催概要】
 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)は、令和元年度に文部科学省科学
技術人材育成補助事業「世界で活躍できる研究者育成プログラム総合支援事業」
の採択を受け、「世界で活躍できる研究者戦略育成事業」の実施機関(京都大
学、広島大学、東北大学、名古屋大学、筑波大学)とともに世界トップクラス
の研究者を育成するプログラム「Researcher+」の開発に取り組んでいます。
「Researcher+」で開発される研究者育成プログラムを、我が国の大学・研究
機関の間で共有し、広く活用いただくことを目指しています。
 本シンポジウムでは、これまでに開発された各種プログラムの事例を紹介す
るとともに、各実施機関のプログラムに参加するフェロー研究者からのプログ
ラムに対する期待や意見を共有し、我が国の若手研究者育成の環境の整備に活
かしていきます。
 詳細URL: https://www.jst.go.jp/innov-jinzai/sekai/event/sym2022.html
【参加費】無料(事前登録制)
【定員】1000人
【問い合わせ先】
 メールアドレス:sekai-info@jst.go.jp

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日本学術会議YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCV49_ycWmnfhNV2jgePY4Cw
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       学術情報誌『学術の動向』最新号はこちらから
           http://jssf86.org/works1.html
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日本学術会議ニュース・メール ** No.822(2022/11/18)

2022年11月29日(火)  カテゴリー: お知らせ

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** 日本学術会議ニュース・メール ** No.822** 2022/11/18
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1.【開催案内】国際シンポジウム
 「持続可能な社会のための科学と技術に関する国際会議『災害と健康』」
2.【開催案内】共同主催国際会議
 「第20回CIGR(国際農業工学会)世界大会2022」
3.【開催案内】共同主催国際会議
 「第22回国際栄養学会議」
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【開催案内】国際シンポジウム
 「持続可能な社会のための科学と技術に関する国際会議『災害と健康』」
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 2023年1月25日(水)、26日(木)に「持続可能な社会のための科学と技術
に関する国際会議『災害と健康』」をオンラインで開催します。ホームページ
の情報もぜひご覧いただき、お持ちのネットワークにも広くご共有ください。
(日)https://www.scj.go.jp/ja/int/kaisai/jizoku2022/ja/index.html
(英)https://www.scj.go.jp/ja/int/kaisai/jizoku2022/index.html
◆参加登録はこちらから(無料)
 https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_4OHlQUsgQ7WbBFSTs02MNA 

【日時】2023年1月25日(水)14:00-16:15
    2023年1月26日(木)19:00-21:00
    ※共に日本時間

【主催】日本学術会議(国際委員会 持続可能な社会のための科学と技術に関
する国際会議2022分科会)

【開催趣旨】
 近年、大規模な自然災害の発生頻度が急増しています。2020年の国連の報告
によると、2000~2019年の20年間に、世界中で7,300件以上の大規模自然災害
が発生しました。この間、42億人がその影響を受けており、死亡者数は123万
人に達しています。そして、2020年から現在、私たちはこれまでに類をみない
ほどのグローバルな感染症のパンデミックに対処せざるを得ない状況にありま
す。
 本シンポジウムでは、『公衆衛生資源の備えとガバナンスの強化』及び『防
災と福祉~誰一人取り残さない社会の構築~』の二つのサブテーマのもと、学
術的見地より最近の大規模自然災害の傾向を概説した後に、災害発生時の医療
と福祉の確保をこれまでの経験を踏まえて議論します。

【使用言語】英語・日本語(同時通訳あり)
【定員】1000名程度

※本件問い合わせ先
 持続可能な社会のための科学と技術に関する国際会議2022運営事務局
 株式会社 日本旅行 公務法人営業部
 Tel:03-5369-4533  Fax:03-3225-1004
 E-mail:stst@nta.co.jp

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【開催案内】共同主催国際会議
 「第20回CIGR(国際農業工学会)世界大会2022」
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会期:令和4年12月5日(月)~12月10日(土)[6日間]
場所:国立京都国際会館(京都府京都市)

 日本学術会議と日本農業工学会が共同主催する「第20回CIGR(国際農業工学
会)世界大会2022」が、12月5日(月)より、国立京都国際会館で開催されま
す。
 当国際会議では、「持続的農業生産-水、土壌、エネルギー、食料-」をメ
インテーマに、農業工学に関わる土と水、施設と環境、植物生産、エネルギー、
システム管理バイオプロセス、情報技術等を主要題目として、研究発表と討論
が行われることとなっており、その成果は、農業工学の発展に大きく資するも
のと期待されます。また、本会議には51ヵ国・地域から約1,000名の参加が見
込まれています。
 また、一般市民を対象とした市民公開講座として、12月10日(土)に「未来
の農業」が開催されることとなっております。関係者の皆様に周知いただくと
ともに、是非、御参加いただきますようお願いいたします。

第20回CIGR(国際農業工学会)世界大会2022 市民公開講座
「未来の農業」
 日時:令和4年12月10日(土)13:30~16:00
 会場:京都大学時計台百周年記念館「百周年記念ホール」及びオンライン
 参加費:無料

※内容等の詳細は以下のホームページをご参照ください。
 第20回CIGR(国際農業工学会)世界大会2022公式ホームページ
 (http://cigr2022.org/index.html)
○市民公開講座(http://cigr2022.org/index.html)

【問合せ先】日本コンベンションサービス株式会社
(Tel:06-6221-5933、Mail:cigrcigr@convention.co.jp

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【開催案内】共同主催国際会議「第22回国際栄養学会議」
--------------------------------------------------------------------■
会期:令和4年12月6日(火)~12月11日(日)[6日間]
場所:東京国際フォーラム(東京都千代田区)

 日本学術会議と公益社団法人日本栄養・食糧学会及び特定非営利活動法人日
本栄養改善学会が共同主催する「第22回国際栄養学会議」が、12月6日(火)
より、東京国際フォーラムで開催されます。
 当国際会議では、「栄養学の力で100億人を笑顔に!」をメインテーマに、
栄養学の最先端、栄養素・栄養アセスメント、ライフステージを通した栄養、
栄養と疾病管理、食文化、食行動と栄養教育、公衆栄養と食環境、機能性食品
と生理活性成分、農業、食品科学と食の安全を主要題目として、研究発表と討
論が行われることとなっており、その成果は、栄養学の発展に大きく資するも
のと期待されます。また、本会議に115ヵ国・地域から約4,000名の参加が見込
まれています。
 また、一般市民を対象とした市民公開講座として、12月10日(土)に「人生
100年時代に向けた栄養学からの提案:フレイル予防と腸内細菌への注目」が
開催されることとなっております。関係者の皆様に周知いただくとともに、是
非、御参加いただきますようお願いいたします。

第22回国際栄養学会議 市民公開講座
「人生100年時代に向けた栄養学からの提案:
 フレイル予防と腸内細菌への注目」
 日時:令和4年12月10日(土)13:15~15:15
 会場:東京国際フォーラム ホールC
 参加費:無料

※内容等の詳細は以下のホームページをご参照ください。
○国際会議公式ホームページ(https://icn22.org/)
○市民公開講座(https://form.qooker.jp/Q/ja/icn2022shimin/form/)

【問合せ先】第22回国際栄養学会議 市民公開講座事務局
(Mail:icn2022-shimin@jtbcom.co.jp

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日本学術会議ニュース・メール ** No.821(2022/11/11)

2022年11月29日(火)  カテゴリー: お知らせ

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** 日本学術会議ニュース・メール ** No.821** 2022/11/11
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1.【開催案内】日本学術会議主催学術フォーラム
 「地球規模のリスクに立ち向かう地域研究ウクライナ危機に多角的に迫る」
2.【開催案内】公開シンポジウム
 「あらためて高大接続を考える―有識者との議論を通じて―」
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【開催案内】日本学術会議主催学術フォーラム
「地球規模のリスクに立ち向かう地域研究ウクライナ危機に多角的に迫る」
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【日時】2022年12月10日(土)14:00~17:00
【場所】日本学術会議講堂(オンライン配信)
【主催】日本学術会議
【開催趣旨】
 令和4(2022)年2月24日のロシアによるウクライナ侵攻は、現地の人びと
のくらしを破壊するだけでなく、地球規模での混乱をもたらしました。8ヶ月
が過ぎようとする現時点でも解決の見通しはまだありません。混迷する世界を
どのように理解したら良いのでしょうか。本フォーラムでは、コンパクトな解
説をいくつも積み上げていきます。日頃、解説されている事象の背後にあるこ
とを前景化し、画面を入れ替えるように、総合的に現代世界に接近してみまし
ょう。
【プログラム】
 https://www.scj.go.jp/ja/event/2022/327-s-1210.html
【参加費】無料
【申込み】要・事前申込み。
 参加をご希望の方は、以下より事前参加申込みをお願いします。
  https://form.cao.go.jp/scj/opinion-0110.html
【問い合わせ先】
 日本学術会議事務局企画課学術フォーラム担当 電話:03-3403-6295

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【開催案内】公開シンポジウム
 「あらためて高大接続を考える―有識者との議論を通じて―」
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【日時】2022年12月12日(月)18:00~20:00
【場所】オンライン開催
【主催】日本学術会議心理学・教育学委員会高大接続を考える分科会
【開催趣旨】
 日本学術会議「高大接続を考える分科会」では、2020年10月より、日本にお
ける高大接続の現状を、入学者選抜に限定せず、教科とディシプリンの関係や
学習者の移行といった視点を入れて多面的に把握する作業を続けてきました。
その中で「セグメント化」というキーワードが浮かび上がっています。本シン
ポジウムでは、分科会におけるこれまでの議論をご紹介するとともに、各方面
からのご意見をいただきたいと考えています。
【プログラム】
 https://www.scj.go.jp/ja/event/2022/332-s-1212.html
【参加費】無料
【申込み】要・事前申込み。
 参加をご希望の方は、以下より事前参加申込みをお願いします。
  https://forms.gle/4oxWybyiYcP7fEuJA
【問い合わせ先】
 メールアドレス:ayayoshida@waseda.jp

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日本学術会議ニュース・メール ** No.820(2022/11/4)

2022年11月29日(火)  カテゴリー: お知らせ

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** 日本学術会議ニュース・メール ** No.820** 2022/11/4
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1.【御案内】令和5年度代表派遣会議の推薦募集について
2.【開催案内】日本学術会議主催学術フォーラム
 「ヒトゲノム編集と着床前遺伝学的検査について考える-新しい医療技術の
 利用のあり方」
3.【開催案内】公開シンポジウム「芸術としての風土」
4.【開催案内】中部地区会議学術講演会
 『三重の海の多様性から拡がる学術研究』
5.【開催案内】サイエンスカフェ
 「持続可能な航空燃料(SAF)の研究と国際的CO2削減目標」のか?研究業績
 の評価と関連して」
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【御案内】令和5年度代表派遣会議の推薦募集について
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令和5年度代表派遣会議の推薦募集を開始致します。

 日本学術会議では、世界の学界との連携、国際学術団体の運営への参画、学
術に関する動向の把握、研究の連絡並びに情報の収集及び交換等を行うため、
外国で開催される学術に関する国際会議等に学術会議の代表を派遣しています。

 日本学術会議の代表として参加すべき必要性の高い国際会議がございました
ら、ご所属の委員会委員長又は国際学術団体に対応する分科会委員長または世
話人(以下「関係委員長」)へご相談下さい。関係委員長の推薦が必要となり
ます。

 代表派遣の対象となる国際会議は、当会議が加入している国際学術団体が主
催又は共催する総会、理事会等を原則とされるようご留意願います。

 オンラインでの出席も代表派遣の一種として取り扱っております。オンライ
ン開催の可能性がある会議についても、日本学術会議の代表派遣とすべき会議
がございましたらご提出ください。

 なお、日本学術会議では、ディスカウント・エコノミー相当のフライト代を
負担させて頂きます。応募多数の際には、ご希望に添えない場合もございます
ので、予めご承知おき下さい。

 オンラインでの開催が決まっている会議は航空券のお見積書は不要です。現
地出席・オンライン出席等、開催形式が決まっていない場合は必ずお見積書を
ご提出ください。

【募集対象会議】
 開催初日が令和5年4月1日~翌年3月31日までの会議

【募集締切】
 令和5年1月6日(金)正午〆切 [期限厳守・必着]
 (※関係委員長(世話人)からの提出の〆切日となります。)

【手続き】
 申請手続きは、関係委員長からの推薦が必要となりますので、関係委員長ま
でご相談下さい。

【代表派遣会議HP】 
 http://www.scj.go.jp/ja/int/haken/index.html

【日本学術会議が加入している国際学術団体】
 https://www.scj.go.jp/ja/int/chosahyo.html

ご質問等ございましたら、下記の問い合わせ先までご連絡下さい。

<問い合わせ先>
 日本学術会議事務局参事官(国際業務担当)室 代表派遣担当
 TEL:03-3403-5731  FAX:03-3403-1755
 E‐mail: kokusaidaihyohaken.group@cao.go.jp

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【開催案内】日本学術会議主催学術フォーラム
「ヒトゲノム編集と着床前遺伝学的検査について考える -新しい医療技術の
 利用のあり方」
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【日時】2022年11月26日(土)13:00~17:30
【場所】オンライン開催
【主催】日本学術会議
【開催趣旨】
 近年のゲノム関連技術の進歩には目覚ましいものがある。遺伝子を簡便に操
作できるゲノム編集技術や、受精卵の遺伝子解析により重篤な遺伝性疾患を避
ける着床前遺伝学的検査といった技術は、病気で苦しむ患者と家族に恩恵をも
たらそうとしている。一方で、そうした技術をどのような対象に適用してよい
のかという課題が提示されており、技術の適用は自由にすべきという意見と、
そうではなく一定の規制を課すべきという意見とがある。これらの領域では、
21世紀の医療はどうあるべきかという、より大きな根本的課題が提示されてい
るとも言える。2つの領域を取り巻く現状を共有するとともに、様々な立場か
らの意見を聞き、将来に向けた議論を行う。
【プログラム】
 https://www.scj.go.jp/ja/event/2022/327-s-1126-2.html
【参加費】無料
【申込み】事前申込不要。(ユーチューブ配信)
 https://www.youtube.com/watch?v=gNYqc8T0UDw
【問い合わせ先】
 日本学術会議事務局企画課学術フォーラム担当 電話:03-3403-6295

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【開催案内】公開シンポジウム「芸術としての風土」
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【日時】2022年11月26日9:50~18:00、27日9:50~18:30
【場所】ハイブリッド開催
    対面:京都大学国際科学イノベーション棟シンポジウムホール
    オンライン:Zoom
【主催】日本学術会議哲学委員会芸術と文化環境分科会
【共催】総合地球環境学研究所
【開催趣旨】
 風土は古来、水土と言われたが、では風土を自然と見なしても差し支えない
のだろうか。和辻哲郎によれば、風土は自然環境や自然現象ではない。つまり
和辻は、風土を私たち人間に対する対象、人間生活を規定するものではなく、
人間存在の自己了解の仕方、あるいは自己客体化、自己発見の契機であると捉
えたのだ。
 風土の現象は、文芸、美術、宗教、風習のような人間の生活におけるさまざ
まな表現に見出すことができるという。フランス人地理学者・東洋学者のオギ
ュスタン・ベルクは、和辻の風土論を発展させ、人間存在とその風土との相互
関係を積極的に導き、これを通態と規定した。現実は、主客の理論的二極間の
往復運動として通態的なのである。ベルクにとって、風土とはまた、人間と地
球の生態・技術・象徴的な関係をも意味する。
 このような風土の動態的関係に、私たちは芸術が求める自然美、芸術の創造
的行為、その技術性を読み取ることができるのではないだろうか。このシンポ
ジウムでは、登壇者の皆様とともに、「芸術としての風土」について考えてみ
たい。
【プログラム】
 https://www.scj.go.jp/ja/event/2022/331-s-1126-27.html
【参加費】 無料
【定員】対面200人、オンライン200人
【申込み】要・事前申込み。
 参加をご希望の方は、以下より事前参加申込みをお願いします。
 https://forms.gle/5xS7fHocC1FjiYQC6
【問い合わせ先】
 芸術と文化環境分科会シンポジウム事務局
 メールアドレス:geijyutsubunkakankyo25@gmail.com

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【開催案内】中部地区会議学術講演会
 『三重の海の多様性から拡がる学術研究』
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【日時】2022年12月9日(金)13:00~16:00
【場所】オンライン開催
【主催】日本学術会議中部地区会議
【共催】三重大学
【開催趣旨】
 海に囲まれた海洋国日本のなかでも、古くから海との関わりが深い三重。穏
やかな内海の伊勢湾、リアス式海岸の志摩半島、そして黒潮の影響を強く受け
る熊野灘と続く海岸線は、多種多様な海洋資源に恵まれています。
 三重大学では、この豊かな三重の海をフィールドにした様々な研究を行って
きました。本講演会では、志摩漁村の海藻漁の展開がもたらした近代東アジア
の海藻流通構造の転換に関する研究、そして、異なる海洋環境をもつ2つの海
に生息する鯨類の生態研究について紹介します。
【プログラム】
 https://www.scj.go.jp/ja/event/2022/330-s-1209.html
【申込み】要・事前申込み。
 参加をご希望の方は、以下より事前参加申込みをお願いします。
 https://forms.office.com/r/7tJDHy3yyR
 登録締切:12月2日(金)※定員になり次第、申込み受付を終了いたします。
【問い合わせ先】
 日本学術会議中部地区会議事務局(名古屋大学研究協力部研究企画課内)
  TEL:052-789-2039
 三重大学研究・地域連携部研究推進チーム
  TEL:059-231-9704

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【開催案内】サイエンスカフェ
 「持続可能な航空燃料(SAF)の研究と国際的CO2削減目標」
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【日時】2022年12月13日(火)13:30~15:00
【場所】オンライン開催
【主催】東京大学 未来ビジョン研究センター
【共催】日本学術会議総合工学委員会・機械工学委員会合同フロンティア人工
    物分科会
【講師等】
 司会:
 鈴木真二さん(東京大学名誉教授、東京大学未来ビジョン研究センター特任
       教授、日本学術会議連携会員)
 パネリスト:
 河野重行さん(東京大学名誉教授、大学院新領域創成科学研究科特任研究員、
       日本学術会議連携会員)
 高村ゆかりさん(東京大学未来ビジョン研究センター教授、日本学術会議第
        一部会員)
【参加費】無料
【定員】50名程度
【申込み】要・事前申込み。
 参加をご希望の方は、以下より事前参加申込みをお願いします。
 https://forms.gle/nLHNkcb9KppKnsHf6
【問い合わせ先】
 メールアドレス: a.noguchi@soec.nagoya-u.ac.jp

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日本学術会議の活動と運営に関するご連絡

2022年11月29日(火)  カテゴリー: お知らせ

会員、連携会員、協力学術研究団体 各位

日本学術会議の活動と運営に関するご連絡

日本学術会議事務局

 平素より大変お世話になっております。
 2022年10月24日、第332回幹事会を開催するとともに、日本学術会議の活動と運営に関する記者会見を行いました。記者会見冒頭の梶田隆章会長の挨拶(下記のとおり)のほか、国際学術会議(ISC)常設委員会委員選出、英国王立協会と日本学術会議によるネットゼロに向けた科学技術対話、学術フォーラム・公開シンポジウム等の開催予定についてご説明いたしました。幹事会資料及び記者会見で配布した資料は、日本学術会議のホームページに掲載しております。

○第332回幹事会(10月24日)資料
https://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/siryo332.html

○第25期幹事会記者会見資料(10月24日)
 https://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/kisyakaiken.html

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○記者会見冒頭の梶田隆章会長の挨拶
(総会の延期)
 まず、10月24日から26日に予定していた学術会議総会の開催の延期に関してご報告いたします。
 ご承知の通り、学術会議の在り方の見直しについて、政府においてこの夏までに方針を出すべく検討が進められてまいりました。その結果は8月の臨時総会までに公表されるものと考えられたことから、当初の予定では臨時総会において本件の議論を行うことを考えておりました。結果的にそれは叶いませんでしたが、臨時総会でご挨拶いただいた当時の小林科学技術政策担当大臣からは、総会には間に合わなかったものの、「最終調整を行うところまでまいりました」とのお言葉もありました。
 他方、8月の内閣改造により学術会議の担当となった山際大志郎大臣を9月初旬にお訪ねした際に、大臣からは政府と学術会議のコミュニケーションが不可欠であること、政府の方針について細部の確認等を進めており、準備が整ったら公表して、学術会議にも速やかに説明したいと考えていることをお聞きしておりました。そうした大臣とのやりとりも踏まえ、その後も事務局を通じるなど、あらゆる機会を捉えては政府方針の早期の公表を求め、また説明の機会を設けるようにお願いしてまいりました。直近では10月21日に、このお願いの趣旨を記した文書を山際大臣に宛てて送付したところです。
 次回の総会は、会員任命問題に加えて、政府方針に対する日本学術会議の考え方を明示する大切な機会です。ところが、いま申し上げたような状況が続いて、その役割を果たすことが困難になることが予想されたことから、10月の総会開催は延期することとし、12月8日及び21日の2日間に開催することとしました。
学術会議の今後の在り方についての私たちの基本的な考え方は、昨年4月の総会で決定した「日本学術会議のより良い役割発揮に向けて」や、本年1月の総合科学技術・イノベーション会議の民間有識者議員による政策討議の取りまとめを受けた会長談話等で明らかにしてまいりました。公表されていないもとで政府方針がどのようなものかは推測したり予断したりできませんが、私たちとしては、人類普遍の価値としての学術に求められる役割を大前提に、あるべき日本 学術会議の形として私たちがこれまで示してきた考え方が尊重されることを強く願うとともに、政府方針の内容の如何によらず、そうした私たちの考え方に照らして内容を慎重に吟味し、広く国民のみなさんにお伝えする責務があると考えています。慎重な検討を踏まえて総会での審議ができるようにするために、引き続き、山際大臣と直接お目にかかってお願いすることも含めて、一刻も早く政府方針が公表されるように関係者に強く働きかけていく所存です。
(次期会員選考)
 続いて、次期(第26-27期)の会員選考については、4月の総会で決定された「選考方針」に基づき、選考委員会において検討を重ね、本日、会員選考における具体的な基準や考慮すべき事項の細目、選考の方式などを定める選考要領等を決定しました。近々、現会員・現連携会員に対し次期の会員及び連携会員の候補者の推薦を依頼し、併せて学協会等にも候補者に関する情報提供をお願いしたいと考えています。
(国際活動)
 また、国際的な活動として、国際学術会議(ISC)委員の選出と、英国王立協会との科学技術対話について、この後、高村副会長からご説明いたします。
(学術フォーラム等の開催予定)
 最後に、今後の学術フォーラムや公開シンポジウムの開催予定について、この後、菱田副会長からご説明いたします。
 私(梶田会長)からの冒頭の報告は、以上です。
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